猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2011
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて5年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み
 
 
  6月の雨庭
         猫額苑の住人ビッキー君、なぜか、雨を恨めしそう  雨をしんから喜ぶのは苔庭のコケ 
 
ボーっと雨を見る猫額苑の住民、ビッキー君

でも、
お前は、雨を恨めしげに見ることはないだろう

もっと、うれしそうに見てもいいものを


このビッキー君、睡蓮鉢の中で
メダカと一緒に暮らしている。
なんか、メダカの数が減っているような
気もするのだが・・・・


とにかく、よく雨が降る
今日で丸三日

喜んでいるのは苔

盛口満著「コケの謎」(どうぶつ社)を読むと、
コケもなかなか面白い

コケは日本だけで1600種あるという
一口にコケというが、蘚苔類というように
蘚類と苔類に二分されて
本当は、もう一種類あるのだそうだが、今は略す

蘚類の代表はスギゴケ
苔類の代表はゼニゴケ

ということになるらしい

コケ庭で好まれるのは、蘚類
苔類のゼニゴケなど、それはそれで、びっしり生えるとそれなりの風格にはなるのだが、どうも陰気な感じの庭になってしまうのは否めない
で、なんとしても削ぎとって絶やそうとする

我が家のコケ庭は、蘚類
だから、苔庭と漢字で書くのは本当は外れているが、コケ庭という表現も、どうも落着かない

で、やはり苔庭と表現することにするが
苔庭のコケは、苔類のコケではなく、蘚類のコケだ
なんともややこしい

もっと面白いのは、コケは植物の両生類ということ
水中と空中で生きる生物
今日のように雨の降る日に、雄からでた精子が雨の中を泳いで雌にたどり着くという。これで有性生殖による繁殖ができる

それとは別に、無性生殖による繁殖も活発で、だからあっという間に庭に広がる

詳しいことはまたの機会にして、今日はこのくらいにしておこう

夜半、まだ雨のやむ気配はない