Margoが遊んだ夏庭

京都に住むMargoが一人でお泊りにきた。

静かな猫額苑は、俄かに賑やかになった。

それでなくても暑い夏、Margoは、庭の散水に夢中になった。
虹が出たと言っては喜び、見守るJyyaに蛇口を向ける。
このあと、MargoとJyyaは、ビショビショになって大はしゃぎ。


そして、竹デッキは、花火、バーベキューと、Margoの絶好の遊び場となった。


普段は猫額苑の片隅の水槽で静かに暮らすメダカも、Margoにタモで掬い取られるわ、かき回されるわ。とんだ災難にあった。

そんなこんなで、Margoのいた間、猫額苑には、滅多に聞けない歓声が響いていた。
   
そのMargoも帰って、猫額苑は静かになった。
豊作だったブラックベリーも、なりおわった。
アサガオも咲き終わって、枯葉にタネをつけている。
桃の実も、熟して食べごろになった頃、カラスにねらわれて、終わった。

猛烈な酷暑も終わったようだ。
猫額苑には、冷たい夜風が流れている。

Margoがいてにぎやいだ分、寂しさひとしおの猫額苑、晩夏を迎えている。
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猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2011
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて5年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み