7月 夏の庭だより  桃の初収穫
桃が、実にいい具合に育ってきた

玄関前にあるものだから、来る人来る人、みな触っていく
見ているこっちは、傷まないかと気が気でない

今年は栽培手引書をよく読んで
消毒、摘果に気を配ってきた

お陰でこのとおり大成功だ

もっとも、苔庭に植えた桃の木
肥料は必ずしも十分でなく
大きさはSサイズだが 
最大の敵はカラス

多少美観を損ねるが、やむを得ず防鳥ネットをかけた
カラスは頭がいいから、ネットの下から入り込む、と言う人がいて
ネットのすそに、カラス避けテープをはった

それだけでたりず、さらに専用のCD盤を3枚ぶら下げた
これが効いたらしい

卑弥呼の鏡のように、毎日キラキラ、キラキラと光を反射している

恐れおののいたのか、さすがのカラスも近づかない
 
今日、7月24日、ついに3個収穫した

手引書には、緑色の部分が消えて全体が桃色になればOKとある
触って耳たぶくらいの弾力ならOKとも書いてある

3個だけはもうOKのようだ
そおっと、そおっと、ハサミで収穫した
とってもいい香りがしている

もったいなくて食べられない
冷蔵庫に眠らせてある

Margoが来るまで、あと2週間
なんとか1個だけでも残しておきたいのだが・・・・ 
ブラックベリーも、去年ほどではないがたくさん実をつけた
どうしたわけか、一昨年のつるにも実がついた

これまで、実のついたつるは、その年で枯れてしまって
新しく伸びたつるに、次の年、実をつけるのだが

今年は、どうしたわけか
去年伸びたつると
一昨年実をつけたつると
どちらのつるにも花が咲き、実がついた

その上、新しいつるが物凄い勢いで伸びている
来年はいったいどうなるのだろうと
しなくてもよい心配をしている
 
今日、今年の初賞味
いつもと同じ、甘酸っぱくておいしい実だ

赤い実は、まだ熟さない実
黒い実は、熟した実
ただし、もっと実がはじけてこないと、甘みは出ない

Margoが来るまで、収穫した実を保存しておこう 
6月に、内垣で仕切って、奥庭と前庭に分けた

お蔭で、狭い猫額苑はますます狭苦しくなったが、
これで、道路から直接、竹デッキは見えなくなり
落ち着いた雰囲気の猫額苑となった

それに、これでゆっくりとハンモックで昼寝ができるというものだ
前庭側から眺めても、内垣と枝折戸で奥行きが出たように思うのだが
どうだろうか


朝顔のグリーンカーテンも、よく伸びている
ポツポツと花が咲き始めた

今年は、屋根までつるが伸びそうだ
昨年は、直播にしたら苗が混んで、結局よく伸びれなかった
今年は手抜きをせずに、苗を育ててから移植した
それが良かったようだ 
竹デッキのブドウのグリーンカーテンもよく伸びた
4本のつるが、競うように横へ横へと伸びていく

本当は上へ伸びたいのだろう
つるの手を上へ上へ這わせようとしている

それを無理に横へ横へと這わせて伸びてもらっている
何回かそれを繰り返していると
そのうち諦めたのか
自分から横へ横へと這い始めた

不思議なものだ 
ブドウの棚の内側には、
まだ青いブドウの実がたわわにぶら下がっている

これも、今年は手引書に従って摘果した効果だ

ところが、昨日の朝見たら、つるの数箇所にブドウ虫が棲みついたらしい
しぼみ始めた実、枯れ始めたつるがある
よく見ると、つるには食害された跡がある
その穴から、大慌てで殺虫剤を注入した

これで食害が止まってくれればいいのだが・・・さて
 
ブラックベリーの根元に、ヤマユリの大輪が花開いた
何年か前、ユリ根を数株、山林から移植したのだが
みな消えて、この1株だけが残った

山林のヤマユリは、猿につぼみを食われて
花を見たことがない

実をつけないせいか、株は太っているようだ
今度また、数株移植しようと思っている

折角の花を庭で咲かしてやりたい 
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猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2012
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて6年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み