12月 初雪の猫額苑
今日、12月1日 猫額苑がうっすらと白くなった 初雪 ついに冬の到来だ
庭の冬支度は ほとんど終ったのだが まだ少しやり残っている
冬支度と併行して 門を作ったり 枝折戸や風除けを作ったり
手の込んだ作業にいそしんだせいもあって 例年より少々遅れた
そのうえ、昨年の初雪は12月9日だったから 今日の初雪には少しあわてさせられた
とはいえ、この雪が根雪になることは、まずないだろう
明日は曇りの予想 あと2、3日で冬の支度も完了だ 
10月に、山林の杉の木を切り倒して皮をむき、軽トラに積んで運んできた  
以来、コツコツと鑿で穴をあけ その柱穴に、電気カンナで削って平らにした横木を渡して いわゆる冠木門にしてみた
映画「たそがれ清兵衛」の あのいかにも下級武士の家らしい清兵衛の屋敷の門が冠木門だ
が、建ててみたら、関所のような山賊の棲家のような、どうにも様にならない で、屋根をかけることにした
屋根を受ける腕木は、これまた山林から切り取ってきた栗の木を使った
曲がった自然木だから味わいはあるが、細工は難しい
ホームセンターから安い木材を買ってきて、何とか屋根を張付けた
まだ完成ではない
飾り付けや補強作業が残っているのだが 雪が降ったら、それなりに様になっている

昔話に、殿様が通るから村中掃除しろという命令に困っていた村人を雪を降らせて助けた大師様のお話があったように覚えているが 
猫額苑を飾る雪は 安普請の素人造りの門にはありがたい
屋根は、本当は
コバ葺きかワラ葺きにしたいのだが、材料がままならない 
枝折の戸や風除けには、剪定で切り落とした柿と梅の徒長枝を使った
柿の枝は柔らかくて実に細工しやすいし、梅は緑がかった色合いがいい 
今年はカメムシが少ないので少雪かと思っていたら
昨年並みの多雪と予報が出た
雪囲いは念入りにした 
ヤマガラは毎日遊びに来る
餌台を取り付けてやった
ブナの木の巣箱もヤマガラ用に入口の穴を小さくした
来春は巣篭もってくれるだろうか 
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猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2012
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて6年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み