11月30日 冬迎えの庭 そして 燻製作り
11月最終日の今日、例年よりは若干早く、庭木の雪囲いが完了しました。
14日から開始して、正味6日間の作業でした。

今年は大雪との予報です。いつもの年よりも一層がっちりと囲いました。

特に、2階の屋根の雪を下ろすと、その大半はこの庭に落すことになります。その圧力に負けないようにがっしりと作ったつもりです。


囲いの材は、山林の竹林からとってきます。竹は大体2~3年で脆くなるし、その上、庭木は剪定していても毎年少しずつ大きくなっています。そのため、前年に使った竹材では足らなくなります。
そんなわけで、毎年一部更新することになり、青い竹は今年とってきた竹です。

以前は松の雪釣りなどもしていたのですが、今は手抜きをして、雪が積もったらその都度竹の棒で払い落としています。

玄関前の桃の木は、年々大きく育って、我が家にとって最重要の木になりました。それで、雪囲いも、長竹3本で櫓を組んで、枝を釣りました。
もう、花芽になる冬芽が沢山ついていて、それを少々傷めたのが気がかりです。


敷地の横の玉椿や躑躅の生垣にも、雪除けの屋根をかけてやりました。
これも屋根の雪下ろし対策で、去年から始めたのです。
それまでは、屋根から落ちた雪が生垣にあたって、玉椿の枝などまことに惨めな姿になっていたのですが、この手当てによって、その惨事は解消されました。
この作業に意外と手間取って、2日分費やしています。


ということで、さあ、冬はいつでもいらっしゃい、準備態勢はOKだ。
と言ったら、横からOkkaaが、ネギの収穫がまだ終ってない、だそうです。
そういえば、山林のシダレザクラの雪囲いもまだでした。

ああ、それと玄関をヨシズで囲う作業もまだ残っておりました。
 <猫額苑で燻製の記>
18日朝、Y先輩から電話があって、「鮭が上がったから取りに来るか?」とのこと。
Y先輩、三面川でせっせと鮭捕り中なのです。待ってましたとばかり、軽トラで吹っ飛んでいきました。
3.5キロ級を3尾、頂戴してきてすぐに解体、3枚に下ろして燻製漬け汁にどっぷりと浸したのです。
漬け汁は、日本酒に塩、醤油、みりん、ローリエの葉。分量は全く適当。漬込みは四日四晩。
丸4日経って午後、汁から上げて風乾、ネットに入れて寒風に晒すこと、また四日四晩。
そして8日目のこの日11月26日、いよいよ燻製の日です。
    
燻製器は、使い始めて4年、知人のDさんの手作りです。竹デッキの片隅に置いて使っています。
チップは山桜。これも知人のFさんから頂いた大きな丸太十数本、多分、今後毎年使っても使いきれないほど格納してあります。この丸太をチェンソーで輪切りにして、鑿で削ってチップにします。チェンソーの鋸クズも、いい煙が出る薫材になります。 
燻製しながら、竹デッキの周りをヨシズで囲います。これで風が当たらず随分居心地よくなります。
燻しは、4~5時間。火の番をして温度管理しながら、ブドウの剪定などをして過ごします。
 
できあがり。左は三枚に下ろして二つに切った身。腹の骨も削いであります。右は、ドンガラとハラス。
このまま篭に入れた状態で一昼夜放置しておくと、脂が固まり身が乾いて締まってきます。 
一日経ってから、真空パックにして、冷蔵庫に保管します。

そのまましばらく寝かせて、食べるのは3~4日後くらいからが良いようです。
薫製直後よりも、味がまろやかになっています。

長期間保存する場合は、真空パックのまま冷凍庫に入れておきます。
冷凍庫に入れたまま食べ忘れて、去年の燻製がまだ残っていました。
食べ比べてみると、長期冷凍保存の劣化分を差し引いても、今年の味が数段上です。
去年のは少し甘かったようです。薫製は、少々塩気が効いていた方が美味しく感じるようです。

なにはともあれ、早速完成品をY先輩に届けなくては。明日、持っていきます。
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猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2013
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて6年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み