1月17日  ヤマガラ
猫額苑に遊びに来ていたヤマガラが、手のひらから餌を持っていくようになってほぼ1週間
初めのころは、近くの木につかまってみたり、何度も行き来をしてみたり、いかにもおそるおそるという様子を見せていたが、いまでは、一直線に飛んできて、指の先に止まって餌を啄ばんでいく

それどころか、ガラス戸の外で、ノックしてみたり羽ばたいて見せたりして、餌の催促、待ちきれないようにして室内まで入ってきて餌をくわえていく

どういうわけか、それをするのは、この一羽だけで、他のヤマガラもシジュウカラもその様子を見ているのだが、一向に近づくそぶりをみせない

個性なのか、独占なのか、単に人慣れなのか 
指の先に止まったときのヤマガラの足の感触が、なんとも心地よい

軟らかいようで鋭いような不思議な感触で、確かに生きていることを伝えてくる

そういえば、Margoが乳飲み子だった頃、哺乳瓶を持ってあげている手に触ってくる、あの指先の爪の感触に似ているような気がする
Okkaaの手のひらにやってきたところを室内のかなり離れた位置から望遠で写したのだが、一眼レフのミラーの音が結構大きく響いたらしく、相当嫌がっている様子

それでも、懲りずに何度も何度もやってくる
その都度、連射でガシャッガシャッ

やめてくれよ、モゥ・・・・・そんな顔をしていた
吹雪で閉じ込められた日は、小鳥たちはいい遊び相手

ヤマガラ3羽にシジュウカラ3羽、よくよく見ていると、力関係が分かってくる
上位のものが餌場にいる間は、下位のものは近寄らず、下位のものがいるときに上位のものが来るとサッとその場を譲る
シュウジュウカラはヤマガラより下位だが、そのシジュウカラの中にも上下がある

そして、ヤマガラの中でも、手のひらにくるヤツが最上位のようで、結局、他のものは遠慮しているのかもしれない

一度こんなことがあった
シジュウカラが餌場にいたとき不意にヤマガラがやってきた、そのときのシジュウカラの姿ときたら
ちょうど、犬に出合った猫のように体を低くして背の方を持ち上げ、ウゥーと低くうなって、その凄みのあること
弱者といえども窮鼠猫をかむ、あなどれない強さをみたような気がした  まさに野生の証明か

そういえば、最近、録画でこの映画をみた、出演者みな若かったぁ
 
 ― ページのTOPへ ―

猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2013
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて6年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み