9月26日 Margoの遊んだ夏庭も今はすっかり秋の庭

もうすっかり以前の話になるが、お盆にMargo一家が帰省して、猫額苑はいっとき賑やかな庭になった。
竹デッキは、ソーメン流しの庭になったり、花火の庭になったり。

しかし、それもつかの間。猫額苑はもとの静かな静かな庭になって、今は実りの秋を迎えている。
 
今年は、とりわけブドウが豊作で、2度もMargoに送った。
その上、今年のブドウはどういうわけか甘みが濃くて、近所の皆さんにも好評のようだった。

一部つぶしてジュースにして凍らせ、ブランデーをかけて食べたら、これがまた絶品。

6月だったかに、あまりにも実が多く付いたものだから摘果して全体を2分の1くらいに減らしたのだが、今思うともったいなかったなーなどと、いやしさ丸出しに呟いている。 
  
形のよい房を収穫して、そうでないのを残しておくと、やがてブドウの粒はしなびてきて、ヘタも枯れてくる。
この完熟ブドウがまた、甘いこと甘いこと。朝、コーヒーを飲みながらこれをツマミ食いしているが、老衰の味もいいものだ。もっとも、中に酸っぱくなった実もあるから、要注意だが。  
街中で暮らすMargoにアケビの味を知らせたくて、この実を送ってやったら、引越しを間近に控えたMargoの母親に、冷蔵庫を空にしなければならないのにこんなときに送って寄こして・・・と叱られた。

「良かれと思ってやっても結果が逆になることがありますね」と言ったのはUnqさんだったが、それは山登りの話。
ジシャガラ(エゴの木の実)も豊作。去年の今頃は、この実を狙ってヤマガラが遊びに来ていたのだが、今年はまだ姿を見せない。
山の実も豊作なのだろうか。

そういえば、エブリ差の登山道で、ナナカマドなどの実が豊作で、猿たちが大騒ぎしていたし、 ブナの実も豊作だった。来年は熊が増えるだろうな。

去年の冬の間、Okkaaを喜ばせてくれたヤマガラたち、今年はいつ来てくれるのか、待ち遠しくはある。

生り物を紹介したついでに、先月8月の収穫も少々。 
 
 
こちらは8月末の写真になるが、ヤマボウシの実。甘くて微妙な味、少し癖があるかな。 
 
こちらは更に前、8月初旬収穫のミニメロン「ころたん」 Okkaaが玄関の日除け代わりに鉢で育てたのが結構旨くいって、早速、UターンするMargoのお土産になった。  
 
そして、桃とブラックベリー。桃は収穫できるようになって2年目で、小粒ながら、初年度の昨年より中々甘くジューシーに育った。
とりわけ豊作だったのはブラックベリー。朝風呂の帰りにつまんだくらいでは食べきれるものでなく、Okkaaがせっせと砂糖漬けにするやらジャムにするやら。Margoの親も京都へ持って帰ってジャムにして食べているとか、知人に好評だったとか。

猫額苑の生り物は、こうやってMargoとZIZIBABAをつなぐよすがとなっているのでありました、とさ。 
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猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ  2013
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングを始めて6年
苔庭を中心に、花、木、草、実、そしてバンブーデッキ・・・と
独り悦に入っている庭、自己満足の極み