猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ   2014
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングの苔庭
だったはずが、最近は果樹園のようになって、それでも
独り悦に入っている自己満足の庭
 
  2014年3月19日  春の庭 花だより第1号 

あさってからの予報は雪、でも待ちきれず、今日、玄関前の冬囲いを外した

春の庭の花だより第1号は、マンサク  さすがは先ず咲く花


今冬は、結局のところ少雪だった。
融けて地面が出たと思うとまた降って、その雪もじきに融けて、思い出したようにまた降ってと、その繰り返しで、厚く積もることはなかった。

お蔭で、雪をいじる日もほとんどなくて、会う人ごとに「今年は助かりますね。」と、挨拶を交わしている。

今のところ、最後の降雪は今月の10日だった。

その雪も、ここ何日かの暖気と雨で今はすっかり融けた。


予報では、21日からもうひと荒れ来るようなのだが、待ちきれず、今日、玄関前のヨシズで囲った雪よけを撤去した。
ついでに、桃など玄関前の樹木の雪囲いも外した。


何やら、玄関の前が思いの外広い庭になったように感じられて、気持ちが晴れやかになる。


いい気分になって、午後から堤防のランニングに出た。
川風がきついのだが、ドームを何十周するよりも、はるかに気持ちがいい。
一昨日は10キロ、今日は坂道を走ったので6キロ半で止めた。今月は無理をしないことにしている。


帰って一休みして庭を見たら、雪囲いで縛られた枝に、マンサクの花が咲いていた。
ゴメンゴメンと詫びながら、戒めの縄を解くように雪囲いから解放してやった。

雪消の庭のマンサク、心待ちにしている花。

一昨日見たときには咲いていなかったようなのだが、昨日にでも咲いたのだろうか。
待ってました。いよ、お見事!! 花は、褒めてやるに限る。

褒め言葉は花に伝わると、確か何かの本に書いてあった。
その効果かどうか、一年ずつ花の数を増やしている。

残雪の山で見るびっしり咲きのマンサクもいいのだが、猫額苑のパラパラ咲きのマンサクもいい。


話は変わるが、お江戸の都都逸では「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と唄うそうだが、ここ越後では、梅と桜は一緒に咲く。

梅に桜に桃に梨に林檎に、猫額苑の果樹たちの花盛りが、もうすぐそこまでやって来ているような、そんな気配がしてきた。

続いて、コシノカンアオイ  こちらは雪の下で咲いてたらしい

アセビは蕾ながら、雪消の庭に彩を添えてくれる

ヒヨドリが居座ったようにして、窓近くまでおねだりに来る

梅の蕾はまだ、こんなだ
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