猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ   2014
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングの苔庭
だったはずが、最近は果樹園のようになって、それでも
独り悦に入っている自己満足の庭
 
  2014年4月26日  桃の庭 花の庭 

この日、庭の桃の花は夕日を浴びて赤みをいっそう際立たせていました。受粉完了の印です。

前日25日、山林から採ってきた山桜の花で受粉。白花はその桜花


今年の春は、どうなっているのだろう・・・と、思わずにはいられないほど、花の勢いが違います。
咲く数が、いつもの年よりも多いのです。その上、ウワッと咲くその勢いが凄いのです。

雪が少なかったからでしょうか。
その割には、春先の寒気は長く続いたような気もするのですが。
待たされた春の陽射しが降り注いで、一気に歌い出したような、そんな雰囲気です。


鉢植えで貰われて来た桜の木は、八重桜だというので、裏庭に植えたのですが、数年前から花をつけるようになって、八重桜ならぬ山桜系のカスミザクラらしい花を咲かせてくれました。
こんな楚々とした桜なら前庭に植えればよかったと思った時は、既に遅し。とても掘り返せないほど大きくなって、今年は、とりわけ多くの花をつけてくれて、裏の通りを行く人の目を楽しみませてくれました。

その桜も葉桜となって、今の主役は玄関前の桃の木です。

咲き始めたときは、あれっ、こんなに白っぽかったっけ?と思うような色だったのが、徐々に色をまして、受粉がすんだ頃は、まさに桃色。
玄関前をポッと明るくしてくれています。
玄関灯をつけたときなど、夜桜ならぬ夜桃にうっとりとして自画自賛の体です。


猫額苑の花は日々刻々と移り変わっています。

朝のひと時、コーヒーカップを片手に、カリンの花の蕾やヤマボウシの花の蕾を見つけるのも楽しみの一つです。

お前はどうした?と問いかけているのは、ザクロの木です。植えた当初1輪付けたような覚えがあるのですが、それ以来何年も、まだまともに花を咲かせたことがないのです。

それから、杏の木。これは実生なので、Margoが大学生くらいになるまでは無理なのかもしれません。楽しみは先においとくのも一つの手かもしれません。

2年目のリンゴの木も花は無理だったようです。来年に期待です。

Margoの母親が去年の父の日に贈ってくれたスグリの鉢植えに花がつきました。目立たない花ですが、大好きだという朝日がたっぷりと当る庭の位置に置いています。実生りが楽しみです。

ブラックベリーは、蔓から新芽を吹き出し始めています。伸び始めると一気です。
ブドウも、ようやく新芽をふくらませ始めています。蔓の先では、早くも葉を広げつつあるようです。

毎日、猫額苑の植物からは目が離せません。
その動きの速いこと。

時々、「時間よ、止まれ!!」と、命令したくなります。
花木には、「早く咲けよ!!」と言いながらです。矛盾しています。

大いなる矛盾、それが人間です。

バイカカラマツも、今年は花芽を六つもつけてくれました。

梨の木も、今までになく花をつけてくれたので実生りが楽しみです。

イカリソウ 白く見えるけど黄色い花ということになっています。

アケビも、今年は花の数も咲く勢いも、いつもとは違うようです。 

ライラックが、こんなに花をつけたのも初めてです。 

アズマシロガネソウ(13日) 今はもう花は終わっています。 

タツタソウ(14日) この花も今は終わっています。

カスミザクラ(13日) 裏庭で通る人を喜ばせ、今は既に葉桜です。 

17日は、梅の満開にブナの木の芽吹きが重なりました。

花に囲まれてうれしそうな孫爺タヌキ
       ― ページのTOPへ ―