猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ   2015
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングの苔庭
だったはずが、最近は果樹園のようになって、それでも
独り悦に入っている自己満足の庭
 
 
  2015年7月22日 庭の怪盗はカラス?それとも???

玄関前なのに、まことに無様な状況  これも背に腹は代えられず、もうしばらくの我慢

今朝の収穫、2こ  その甘かったこと


桃を狙って怪盗が出没している。

朝起きると、桃の木の下に、散々食い散らかされた残骸、5~7個分も。
毎朝家の前の電柱に止まっているカラスに違いないと、コメリへ走って、鳥よけグッズを買った。
大目玉風船に反射CDに反射テープ。
それでも被害は収まらず、ついには、鳥除けネットを購入し、大汗かいて設置した。

これでどうだ!!と、カラスを睨みつけたら、屋根の上で、ギャーギャーと喚いている。
さすがに参ったと悲鳴を上げたか、とほくそ笑んだその翌朝、なんとネットの隙間から入り込んだらしく、またまた大被害。

カラスはギャーギャー、一段と憎らし気に鳴き誇っている。
最近のカラスは、ネットの中まで入り込むのかと、少々あきれ返っていた、その夜遅く。

浴場の共同掃除から帰ったOkkaaが、さっき行く時にはなかったという残骸発見。
この時間に来る盗賊なら、カラスではない。なんだ?
小1時間して、Okkaaの呼ぶ声。
「桃の木に、何かいる!!」
玄関のガラス越しに懐中電灯を照らすと、明りに浮かんだ獣一匹。
タヌキか?よく見ると、鼻の上に白い立て筋が1本、ハクビシンだ。
キョトンとしてこちらを見ていたが、玄関の戸を開けるとあわてて逃走、姿をくらました。

数10分して、「また来てる!!」とOkkaa。
ずっと玄関の内から見張っていたらしい。
「こら!!」と大声を出して飛び出したら、一目散に暗闇に逃げていった。
その夜は、登山に使う熊よけの鈴を桃の木の下にぶら下げて寝た。
夜中にその鈴の鳴る音がしたというから、どうやらまた来たらしいが、被害はなかったようだ。
鈴の音に驚いて逃げていったか。

あのカラスがギャーギャー喚いたのは、「オレじゃないよ~、誤解だよ~」と、訴えていたのかもしれないな。
いや~悪いことをした、ゴメンゴメン。


さて次の日、つまり昨日のこと、ネットで調べたら、ハクビシン撃退には、専門の薬があるものの、ニンニクと石油の臭いを嫌うと書いてあった。
それではと、早速、それらを吊り下げてみたら、翌朝、つまり今朝は、これまでのような被害はなかったようだ。
ききめありか?
そんなものでは、なかかな・・・と言う人もいる。

たしか、袋かけしたときは60数個あったはずだから、少なく見積もってもまだ半分くらいは残っているはず。
みすみす盗賊にやられるのを待っているのも腹立たしいし、いっそのこと、収穫してしまおうか。
今朝、2個ほどもいで食べてみたら、なかなかの甘さ。
もう数日熟させると、渋みが抜けて完璧なのだが、さて、どうしたものか。


今、猫額苑では、ミニメロンにブドウにブラックベリーにと、収穫の時期を迎えている。
怪盗どもも、虎視眈々と狙っているにちがいない。
ブドウもベリーも、数が多いので、鳥たちの取り分も、少々は用意しているのだが、ハクビシンには参った。
果物が大好物というのだから困ったものだ。
それに少々の取り分などという程度では収まりそうもない。
近隣の畑被害も広がっているらしい。さて、どうしたものか。

ネットの中には収穫を待っている実が、さて何個?

ハクビシンの嫌がるグッズを吊り下げて

ミニメロン「ころたん」を、どうやって守るか

鈴生りのブドウは、果たして守りきれるか

一応、鳥よけのネットは張り巡らせたのだが

こちらは、ヒヨドリ君の取り分のブドウ

ブラックベリーも、次々と熟し始めて

鳥たちと競争のつまみ食い