ワラビ園の刈払い 梅雨の林間は、蒸し風呂のような暑さで、やぶ蚊の棲家。
この時期、林間で遊ぶのは最悪、できれば近づきたくない。
が、この時期を逃せない作業もある。
それが、ワラビ園の刈払い。
また、この時期ならではの花もあり、
やぶ蚊を我慢すれば、それはそれで、楽しみはある。 
   
 
   梅雨の晴れ間を見て、7月に入らないうちにワラビ園を刈り払う。
なぜか?というと、
一つは、藪にしないため。刈払いをしないと灌木が生茂って藪になり、ワラビも出なくなる。
もう一つ、これが大切な理由。それは、今刈ると、この後もう一度ワラビが生えて、胞子を飛ばし、来年のワラビがそこから出る。
7月になって、刈払いが遅くなると、次のワラビが生えない。
だから、今が好機というわけだ。
さらに、秋には、地味の回復のため、肥料を撒く。

というわけで、ワラビ園は、それなりに手入れが必要なのである。
決して、勝手に生えてくるのをいただいているわけではない。

里山は、常に、人間が手を入れてないと、荒れ放題になる。
ヤマユリが人の背丈ほどに育っていた。つぼみの数も、一株に5,6個、二株で10数個になる。
以前、20数個つぼみのついた株を盗掘されたときは、腰が砕けるほど気が抜けたものである。あまりに腹が立ったものだから
「盗人は3代祟る」と書いた看板を林間のあちこちに立てた。そのかいあってか、その後盗掘はない。
今回も、ご免こうむりたいものだ。

ナルコユリも、大きく育っていた。山菜として食べられるが、これも、ヤマユリ同様、花を見たくて、掘らないで育てている。
  この時期、林間を彩るのは、ノアザミの花。
紫色が、濃くなった緑に映える。

花が終わると、実が成る。薄い片でできた実だ。
この実を、カワラヒワが食べにくる。黄色みの薄黄緑色を帯びたかわいい小鳥だ。
ヤマアジサイの花
地味な花だが、梅雨の時期の藪の中で咲くと
なんとなく奥ゆかしく感じる花だ
キイチゴの実
これは食べられる。
でも、今日の実は、すごく水っぽくて、甘みも何もなかった
長雨が続いたせいかもしれない。
本当は、甘くておいしい実なのだが。
ヘビイチゴの実

食べられるとは聞いたことがない
多分食べられないと思う
オドリコソウ(左)とドクダミ(右)

どこにでも咲く花だが、花は、良く見るとどの花もかわいい。 
梅の収穫の時期が来た

毎年、梅酢味噌と梅酒(アルコールなし)をつくる
この日の最後は、笹の葉を収穫して終わり
もちろん、収穫係は私ではなく、Okkaaだ。