夏草刈が終った後も、暇を見ては(毎日が暇なのだが)せっせと山林の手入れに通っている。

軽トラの腹につっかえ始めた車道の草刈、
栗拾いのために栗の木の下草刈り、
梅の木を日陰にしている胡桃の木や杉の木の切倒し、
杉林の中に捨てられたままの間伐材の整理、
水場の周りのヤブの切り払い・・・・
などなど、やることは山ほどある。

お蔭で、今年は混合油の消費が激しく、近くのGSに寄る回数も増えた。
機械の消耗も激しいようで、昨日はチェンソーがオーバーヒートしてしまい、今日、修理に出した。
草刈機も今年は既に3枚目の歯が、もう切れなくなってきた。

これからの予定としては、
杉の下枝打ちもあるし、
春に切倒して枯らしておいた竹を竹炭にしたいし、
今回切り倒した胡桃や以前に切ってあった桜の木にナメコの菌を植えたいし、
猫額苑に勝手に生えたエゴの木などの実生木を掘り起こして山林に植え替えたいし、それに、今は亡きOkkaaの母親が育ててくれたガクアジサイの挿し木苗が植木鉢にもう何年も放置されていて、これを山林に移植してアジサイ園を拡張する以前からの構想を実行しなければならない。
冬が来る前には、桜の幼木たちの雪囲いもある。

そうだ、伸びきった柿の木の剪定もある。
赤ソバの実の採種もあるし。

間伐してもらった杉材の整理もまだまだたくさん残っている。この杉材、ただ朽ちさせてしまうのがもったいなくて、何かいい使い道はないものかと考えている。今のところ、皮を剥いでベンチにしようかなどと思っているが、新たに猫額苑の横門を作るので、その門柱に使えそうな材を探さなければならない。

とまあ、やることはまだまだ山ほどある。

竹炭作り用に、Haseさんが、20リッターのオイル缶を2缶、春のうちに手に入れておいてくれた。
この缶を使って、枯れ竹を蒸し焼きにすると竹炭ができるようなのだ。うまくいくかどうかは、やってみなければ分からない。
そろそろ準備に取り掛かろうかと思っている。

何しろ年寄りの半日仕事。
しかも、山林に着けばまずはカメラを持って花探し。
作業は遅々として進まない。

それでも一向に構わない。何しろ十年がかりでやるつもりなので、年寄りの半日仕事で充分なのだ。

午後からは、昼寝して、中世史関係の本を少し読んで、山歩きの写真を整理したり、次の山行きの構想を立てたりで、お蔭で、退屈する暇はないし、結構一日が早い。

花も実もある人生さ。
2013年9月 秋の山林 花も実もある人生か

桜林にする予定の広場、幼木もこの1年で倍に伸びた。
左は、柿の木、日当りがよくなって思い切り伸びて広がっている。

赤ソバの花。蝶がせっせと受粉を手伝っているが、まだ実は結ばないようだ。赤色が一段と鮮やかになってきている。

ソバはソバでも、ミゾソバの花。溝に生えるソバの意とか。我らはコンペイトウの花と呼ぶが、図鑑の別名にはないようだ。

イヌタデ。いくらでも、どこにでもある花。だが、これはこれでなかなかきれい、やっぱり花だ。

ツリバナ。マユミの実かと思ったが、どうも違う。

カリンの実。毎年サルにやられる。今年はまだ大丈夫のよう。

切らずに残した老木2本の内の1本。初物をご馳走になった。

こちらも切らずに残した柿の木。1本だけ残したので、サルに狙われていなければいいがと、気がかり。早い者勝ちだ。

林間記 2013

山間台地の小規模な扇状地にある山林
早春の山野草、山桜、筍蕨の山菜、栗柿の果実などなど
目と口を楽しませる、ここは、我が家の自然遺産
里山保全のアウトドア活動の場