林間記 2014

山間台地の小規模な扇状地にある山林
早春の山野草、山桜、筍蕨の山菜、栗柿の果実などなど
目と口を楽しませる、ここは、我が家の自然遺産
里山保全のアウトドア活動の場
 
 
2014年5月1日  山桜が満開で その上 筍に蕨に

山林のシンボルツリー、山桜の大木は今が満開です

いよっ、お見事、日本一!!と、とにかく誉めてあげます

この前日、もうタケノコが出た頃だろうかと山林に行ったら、ワラビがゾックリと出始めていました。
まずは所期の目的をと、竹林の南前面の草叢をよくよく探すと、タケノコが小さな頭を出しています。

まずはタケノコを掘って、ワラビ採りを後回しにしたら、雨が降ってきました。

で、ワラビ採りを止めて帰宅したのでした。


Okkaaはそのワラビが気になって気になって仕方がなかったのです。
誰かに先に採られてしまったら大変だと心配で心配で、夜も寝られなかったようです。

で、で、この日、早々に再度山林へ出かけたわけです。

ワラビはちゃーんと、無事でした。
Okkaa、わき目も振らずにワラビ採りです。

この日の午後、採ったワラビをきれいにそろえて束にして、近所におすそ分け、これがOkkaaの楽しみなのです。

もちろん、自家用はちゃんと確保します。まだ柔らかくて美味しいワラビです。

何しろ、毎年、特別な肥料を散布したり、草刈時期を調整したり、結構手がかかっているのです。
れっきとした栽培ワラビ?です。決して勝手に出たものではないのです。


ところで、タケノコは、その日の昼に、山林の切り払いで世話になった友人のTさんに届けました。
Tさん、タケノコが大好きで、毎年待っているのです。
お礼にと、木の芽を沢山もらってきました。
コシアブラ、これを辛し和えにしたら、もう絶品でした。
嬉しい物々交換です。

タケノコも、もちろん自家用は確保して食べました。今の時期のタケノコはまだ小さいのですが、柔らかくて、それはそれは美味です。
もう少ししたら、大きいヤツが、ゾクゾクと出てきます。そうしたらまた、Okkaaのお楽しみが始ります。
友人のYoneさんも、タケノコ掘りを楽しみにしています。
もうしばらくお待ちください。


さて、ワラビのほかには、シオデも出始めています。
昨年、Yoko長老から教えてもらった山菜です。
早速、茹でて食してみました。くせがなく歯ざわりのいい青菜級です。

これなら、Naruさんが春先に持ってきてくれたツミナに匹敵するかな。
Naruさん丹精のあのツミナは柔らかくてホントに美味しかったのです。
次にシオデを採ったときには、Naruさんに届けることにします。


このほか、山林には、山菜の木の芽が出始めています。
タラノメ、コシアブラ、ハリキリ。
どれも、山菜の王者です。

でも、タラの木以外は、まだ幼木で、今育成中なのです。
そのため、木の芽は摘まないで伸ばすことにしています。

幸い、誰も摘んでいかなかったようです。テープを張ったりしたので遠慮したのですね、きっと。
いい塩梅です。
来年当たりは、少々摘んでも大丈夫でしょう、多分。


食い意地の張った話ばかりになりましたが、何と言っても、この時期、山林は山桜が見事です。


願わくば、花の下にて春死なんといったのは西行だったか。
作者はうる覚えですが、気持ちには同感です。
できれば、桜花舞い散る頃がいいですな。

そんなことを思いながら、舞い散る花びらをカメラに収めたくて、連射で何十枚もシャッターを切ってみました。

そして、桜の下にも花、山林は今が花の盛りです。

カメラを構えて徘徊する私を尻目に、Okkaaはワラビ採りに夢中。風流ないですね。


連休に息子夫婦が帰省するようです。桜はそれまで待ってはくれないでしょう。
花に喜ぶ二人か、それとも、ワラビに喜ぶ二人か、分かれ目です。

毎年、溢れるばかりに花を咲かせてくれています

一吹き風がそよぐと、花びらが舞い、竹林が奏でます

その竹林に筍、Kazuさんからの籾殻が温かそうです

ワラビがゾックリと出始めています

Okkaaは、わき目も振らず夢中になってワラビ採りです

この花がヘビイチゴとは、名前がよくないですね

タンポポはガクが裏返っていないので日本系でしょうか

イカリソウもびっしりと咲いています

スミレは種類がよく分かりませんが、敷き詰めたようになっています

白いこの花も、スミレでしょうか

カキドオシ、畑に生えれば邪魔者でしかない花も、野ではきれいです

ユキザサはまだ蕾、ヤマトユキザサという名の方が素敵です。