林間記 2015 山間台地の小規模な扇状地にある山林 早春の山野草、山桜、筍蕨の山菜、栗柿の果実などなど 目と口を楽しませる、ここは、我が家の自然遺産 里山保全のアウトドア活動の場 |
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3月18日 早春の産物は、花に山菜に、下駄 | |||||
山林は、冬と春が半分半分、丁度ここがその境目 |
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Okkaaの今日のお目当ては、これ 蕗の薹 |
ここのところの暖気で、野に山に、一気に春が来た。 もう蕗の薹の出る頃かと、ひと月ぶりに山林に行って見ると、ちょうど食べごろのが出始めていて、春を待った野の花たちも、むくむくと頭をもたげ始めている。 キクザキイチゲの群れをこんなに早く見たのは、初めてのような気がする。 それに、ミズバショウがこれほど早く咲いているのも、初めて見た。 喜ぶべきことか、怪しむべきことか。何もかも、春が早い。 Okkaaが蕗の薹を摘んで、油で炒めて味噌と和えた。このフキノトウミソは、毎年変わらぬ春の絶品だ。 ところで、今年の春は、花や山菜以外に山林の産物が一つ増えた。 杉林の間伐材が多数放置されているので、何とか活用法はないか考えて、思いついたのが・・・・下駄。 昨年の冬前、杉の丸太をチェンソーで切り削って、荒っぽい角材を作っておいた。 その先の作業は、冬間の仕事にしようと思っていたのだが、冬になってみると、とにかく寒くて、作業場にしている車庫に行く気もしなく、結局、暖かくなった今ごろ取り掛かったのだった。 その工程は ① チェンソーで荒削りしておいた杉角材に電気カンナをかけて、六面が相互に直角になるように削っていく。 この作業に最も時間を要した。 ② 鋸で、下駄の歯の部分を切り出す。歯と歯の間の不要部分は、電動糸鋸があれば簡単なのだが、それはないので、鑿でそぎ落とした。 仕上げは、台鉋をかけて滑らかにし、角の面もとる。 何やら脚付きのまな板が2コできた感じだが、電気ドリルで穴を三つあけると、いかにも下駄らしくなった。 ③ 夜なべ仕事に、手ぬぐいを裂いて三つ編みにして穴に通して縛ると、立派な下駄が出来上がり。 庭下駄なので、翌朝、庭に置いて写真を撮っておいた。 作ってみて思ったのだが、下駄の緒というのは、存外に難しい。手ぬぐいの三つ編みでは、そう長くは持たないかもしれない。今後の検討課題だ。 今朝(21日)、早速できたばかりの下駄を履いて朝風呂に行った。 その履き心地は・・・、悪くはないのだが少々重い。足を鍛えるのにはちょうどよい感じ。 音はなんともいい。ただし、あまり大きな音を立てると近所迷惑なので、要注意。 この日は、彼岸の中日、寺参り墓参りに履いて行こうかと思ったが、一見、天狗の下駄ふうで、何となく気恥ずかしくて、止めた。 彼岸の仏壇参りに寄ってくれたYoneさんが、玄関のその下駄を見つけて、俺もほしいというので、こんど暇を見て作ってあげることにした。 ほかにご注文があったら、どうぞ。 試作品よりは改良が進んで、多少履き心地はよくなるはずですので。 ただし、出来上がりがいつになるかは確約できかねますが。 |
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キクザキイチゲ すでに群れ咲き始めた場所も |
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この日一番の可憐さ |
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やっと見つけたコシノコバイモ まだ蕾 |
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こちらも蕾のショウジョウバカマ 周りにはカモシカの糞 |
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これはいくらなんでも早すぎ ミズバショウ |
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エンゴサクまで咲き始めていたのにはビックリ |
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一番の老木なのだが、一番に咲いた梅の木 これも早過ぎ |
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老木の梅の根元に、ナニワズ(ナツボウズ) |
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これも早春の花か? 杉の花粉がいっぱい |