山の記 2021
 綿野舞の記TOPへ
4月24日(土) 賑やかに善男善女山登り
大蔵山864.2m~菅名岳909.0m周回 新潟県五泉市
~山の記 目次へ~
菅名岳の魅力は、どっしりとしたおおらかな山容にある。909mの菅名岳山頂を中心に、右に864mの大蔵山、左に880mの鳴沢峰。この三山を繋ぐ稜線が、ちょうど翼を広げたような形で長く連なっている。千メートル足らずの低山ながら、まるで筋肉隆々の小兵力士三人が肩を組んで立っているような重厚感を漂わせている。稜線の最高点は911mで、地元では三五郎山と呼んでいるらしいが、地理院の地図にはない。そんな細かいことにはこだわらないのもこの山のおおらかさらしくて、いい。もちろん、越後平野の縁に立つから眺望は素晴らしく、それに、登山道の手入れのいいこと。これらのこともこの山の魅力になっていることは、まずまちがいない。さて今日は、公民館の健康登山。スタッフを入れて総勢25人。おしゃべりに笑いに、長い隊列の賑やかなこと。急坂で黙したかと思えば、緩斜面になればすぐにまた元に戻って、善男善女ぶりまる出し。あ、そうそう思い出した。坂登りの途中で歌も出た。♬人みな花に酔うときも 残雪恋し山に入り 涙を流す山男♬ 無線機で流したのだが、その後の反応がなかったから聞こえなかったのかもしれない。山頂でみんなで歌おうなんて言ったのに、すっかり忘れてた。大体山の会話は苦し紛れのその場しのぎだから、大概そんなものだ。とまれ、3時間登って大蔵山で大休止。最大の楽しみが山頂昼食。そのひとときをドローンで撮った。
 渡辺伸栄watanobu
分岐から三五郎沢を渡ると、この後、杉林内の急坂登りがしばらく続く
標高400mを越えれば杉林は爽やかな新緑のブナ林に変わり、紫八染躑躅が柔らかな色調でお出迎え
急坂登りもナンノソノ、軽い足取り 登山道はきれいに整備されていて枯れ枝一つ落ちてない
 下の5枚は、標高600mまで来ての大休止中  萌え始めたブナの新芽の下で寛ぐ一行
かくして3時間歩き、大蔵山の山頂に着いた 三々五々に腰下ろし、ザックの中からお握りにワンカップに・・・
ドローンからの大蔵山山頂 雪寝の木々がまだ起ききっていない 2月のここは大雪原だった 
大蔵山山頂で登頂記念の集合写真 バックは阿賀野川流れる蒲原大平野
山頂で山座同定中 360度の大展望
菅名岳へ向かって稜線歩き開始 正面に飯豊連峰大日岳 右遠くに微かに磐梯山
菅名岳山頂で再びの登頂記念集合写真 バックは飯豊連峰 山頂の標高は変化していて今は909.0m
名残惜しくも下山の時刻 ここからは只管の急下り 誰かが直滑降と言った けだし名言
 紫八染躑躅 和名の由来は紫の染料に何回も浸けて染めたようだからと
 椿平の分岐から沢への下り ヤッホー 清流の音にかき消された
 下山コースは清流を何度も渡る せせらぎの音が心地よい
 栃の古大木 樹高25m幹周り7.4mとのことで「森の巨人たち100選」に選ばれたのだとか
 ここからコースを少し外れた山腹から異様なほど大量の水が湧きだしているのだとか 時間がなくてスルー
 一人静の花がヒトリでなくても、シズカに咲いていた 去年の鷹ノ巣峠で出会って以来の花
 <コースとタイム>    P発8:13―8:27分岐―10:08標高600m地点10:18―11:08大蔵山12:10―13:35菅名岳13:58―15:25栃の大木15:37―17:16P着
 YouTubeにもアップしてあります⇒こちらから
ページのTOPへ