山の記 2021
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5月4日(火) 晴れて 日本平の山頂奪還
日本平山1081.0m 新潟県五泉市・阿賀町
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この連休は2泊3日で大朝日岳を予定していた。Unqさんは5人×3日分の食糧をすっかり用意していた。ところが天候が整わない。山梨方面は好予報なのだがコロナで遠征は自粛。近辺予報は4日だけ絶好天。さて、どこの山にしようか。思い残している山があった。1年前、山頂目前でタイムオーバー、引き返した日本平山。よしそこだ。前回より1時間早く集合して、余裕を持たせた。結果、大成功。途中、雪で倒れた木の障害物や藪漕ぎがあったものの計画通りに山頂に達し、一等三角点にタッチ。終日天候に恵まれて眺望の素晴らしいこと。往き返りずっと飯豊の白峰が一緒。見飽きることのない麗姿。固く締まった残雪の急斜面に靴先を蹴り込んで登るキックステップの心地よさ。歌の一つ二つも出ようというもの。歩行距離17㎞、累積標高1340m、所要時間12時間20分の長い長い山歩き。大朝日に代えても余りある山行ではありました。さて、3日分の食糧はどこで使おうか。上の写真は標高930m地点、飯豊の麗姿に向かってポーズをとってもらった。
 渡辺伸栄watanobu
今朝は4時に歴史館集合、お陰で6時前に登山口から出発できた。早起きは三文の得。
ムラサキヤシオとミツバツツジが出迎えてくれた。これはどっちだったか判然としない。綺麗であればどっちでもよい。
ツクバネソウ 久しぶりに見た気がする。名前が思い出せなくて、仕方なくUnqさんに聞いた。
人分山。この山を越えた鞍部に「人分」の地名あり、山名はそこから来たのかもしれない。
人分山の頂から、先方に前回上った菅名岳の山塊。左の赤茶けた山はマンダロク山。山肌も変、山名も変。
標高700mを越えたら雪が融けたばかりで、フキノトウ。残雪の道が始まる。倒木で難儀な道。
大池。去年来た時は厚い雪で池の上を走った。今年は雪が少ない。所々に名物の浮島が顔を出している。
標高900m前後から、飯豊の麗姿が現れて常に後ろについてくる。歩を止めて振り返ればいつもそこに絶景。
去年の引き返し点を越えた。山頂はもうすぐ目の前。長い長い登が続く。
念願の山頂一等三角点にタッチ。さすが一等、風格が違う。うしろのカエルはなんだろう?雨乞いだろうか。
なべての頂に憩いありの図。たっぷりと一時間半。早起きは三文の得。いや待てよ、三文程度の得でしかない?
山頂にドローンを上げてみれば、まるで剥げ頭のてっぺんの逆の状態。周りは雪で撫で潰された木々。
登頂記念撮影。念願の山頂奪還の図。右に一等三角点に敬意も払わずの輩、それはカット。お陰で飯豊も半分切れた。
下山はずうっと飯豊の麗姿が正面。見飽きることもなく、何度も何度もシャッター。
どのアングルで撮っても様になる。えっ、飯豊のことではなくて。
日本一かどうかは定かでないが、とにかく平らな長い山。
どこで撮っても、様になる飯豊。もちろん、この二人も。
 遠く吾妻連峰と磐梯山。午後から霞が取れてくっきりしてきた。
木立に透けて大池。 
 半端な残雪は倒木で大難儀。まるで競馬の大障害物。
コブシ咲く緑の森にようやく戻った。新緑が目に優しい。 
<コースとタイム>
    登山口発5:51―8:02人分山―10:19大池―12:03山頂13:30―14:40大池―16:17人分山―18:00登山口
  歩行距離17㎞ 高度差881m 累積標高1340m 登り6時間10分 下り4時間20分
 
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