山の記 2021
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6月6日(日) 天上の花咲くという仙ノ倉
平標山1983.8m 仙ノ倉山2026.3m 新潟県湯沢町
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上越国境の平標・仙ノ倉稜線は天上の花園で名高い。百花繚乱千紫万紅というには少し早すぎたが、それでも吾妻石楠花と峰桜が競演し合う豪華絢爛さ。その上、可憐な白山小桜の濃紫や純白の白山一華。空は曇りなのにどういうわけか遠くの山が良く見える。文字通りの360度大パノラマ。この稜線には何度か来たが、いつもガスがかかったり雨だったり霞だったり。こんなに眺望の効いたのも珍しい。越後の山、信州の山、関東の山、会津の山。上越国境大分水嶺に立っていることが実感できる。それにしても新調の靴で軽快に疾登するYoumyさん、何やら身も心も解放された感。それを追うと息が上がってゼイゼイハーハー。ゼイハーが心肺能力を高めるというのはマラソンのセオリー。平標から仙ノ倉の階段道でたっぷりと心肺を鍛えてもらった。前日のUnqさんの安静気遣いは一転して、今日は鍛錬鍛錬また鍛錬。翌日、Unqさんから心配のメール、熱は出てませんか?と。ナンノ、ワレハツネニ熱血ナリ~!とは言ってはみたもののやはり歳は争えない。少々だいぶ衰えたり~。
 渡辺伸栄watanobu
まずは紅更紗ドウダンのお出迎え
お次は・・・これが深山キスミレなのか、はたまた苗場キスミレなのか、菫はどうにもむずかしい
ツマトリソウ これは間違いようのない花
紫ヤシオ この時期どこにでもあるが、平標のヤシオとなれば、格は別
三つ葉オウレン 雪解けのこの時期にしか見られないから出会えれば嬉しい花
白根葵 高坪山にさえある花、とはいえどこか高貴に思わせるのがこの花の不敵さ
只管黙々と登ってきた松手山からの尾根 艱難辛苦汝を玉にす道
ここまで来れば快適な稜線の上 天上の散歩道 右端が平標の山頂
期待していた白山一華の群落 まだちょっと早かったようだ
この花園を見向きもせずに通り過ぎていく若者一人 匂うばかりのこの花に触れも見でさびしからずや道を行く君
平標山の吾妻石楠花は初めて見るかもしれない
 平標山山頂 シャッターはだれだ?
本日は眺望抜群 あれは上州の浅間山
あれが八ヶ岳だと山頂の声
仙ノ倉山へ向かう稜線道 Youmyさん駆け出す
 正面は巻機山でそこから右へ白毛門へ繋がる稜線があって右手前の茂倉へ繋がっているらしい
仙ノ倉の山頂は二つコブの奥のコブ この長い階段がきついのなんのって
上州のもはやなじみとなった山々 三峰、吾妻耶、子持、赤城に榛名に あとなんだ?
 仙ノ倉の山頂 谷川連峰で唯一2000m超 清水峠から三国峠までの間が谷川連峰の山とか
 正面中央やや右に谷川岳、そこへ仙ノ倉から続く稜線 近々そこを歩くことになりそうだ
ズームで谷川岳と右に茂倉、その間に遠く尾瀬の燧ケ岳と至仏山
 平標山へ戻る道 平らなようでそれが中々 中央奥に苗場山
白山小桜 草原のあちこちで咲いていた もう少し経てばこの草原は各種の花でいっぱいになる
コメバツガザクラ コケモモとの区別が難しいが、花の口が細いのと葉が輪生なのが両者の違い
平標山山頂から山の家へ下る階段道 雲が刻々と移りゆく
イワナシ この花も時期がズレればなかなかお目にかかれない
 山の家 階段道を一気に下ってここで大一息
舞鶴草 我家の庭にも咲くが
 ズダヤクシュ これほどの群生はあまり見かけない
 ギンラン 珍しくはないがそうどこにでもあるものでもない
ノビネチドリというのだと  花は千鳥ふう葉はハクサンチドリと違う 一度どこかで会っているような気がする
 羅生門蔓 名の由来は花を鬼の腕に見立てたことによるとか 蔓は花後に根元からランナーが伸びることらしい
途中、峠歩きの常連さんご夫妻と合流して フィニッシュ‼ お疲れさまでした
ワクチン2回目摂取の2日後で何事も無くて よかった
<コースとタイム>  P登山口発7:33-9:20松手山-11:07平標山11:31-12:30仙ノ倉山13:51-14:48平標山-15:23山の家15:40-16:22林道登山口-17:27P登山口着
ここに載せきれない画像と動画をYouTubeにUPしてあります。⇒こちら 
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