山の記 2021
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7月4日(日) ゆっくりとゆっくりと山に浸って
八甲田山大岳1584.5m 青森市・十和田市
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東北山行の初日は、高速の大平山PAで恒例のババヘラアイス。今は世代交代か、アネサヘラアイスになっていた。それから弘前城址の見学散策。そして今日が登山の本番日。前泊の宿でゆっくり朝食の後、弘前から酸ヶ湯温泉へ。温泉の登山口から反時計回りに八甲田山を周回する。30人の団体登山にさえ道を譲るゆっくり登山。景色に花に、じっくりと眺めて歩く。登りに通った仙人岱の花もよかったし、大岳山頂の眺望も抜群。陸奥湾を取り囲む下北半島の向こうに北海道の島影まで見えた。そして下りに回った毛無岱は、今、綿菅の真っ盛り。緑の草原に真っ白な綿の玉が揺れて、歩く木道の気分のいいこと。ずっと遥か先に岩木山。その姿もまたなんともいい。八甲田山は2度目だが、その時その時でしか味わえない何かがある。だから、同じ山でも何度でも登る。それにしても青森は遠い。関川村から、往きは日本海東北道、帰りは東北道。ぐるっと回って一千キロ。ずっと運転のUnqさん、2日間のコース設定、宿の手配、登山案内と、何から何までのオールマイティ。我らはただおんぶにだっこで、感謝の言葉が思いつかないくらい。本当にありがとうございました。楽しい楽しい東北山行五人旅。帰宅した翌日、頼まれていた退公連支部便りの原稿にとりかかった。よほど、今回のババヘラアイスと八甲田にしようと思ったが、やめて3年前の大キレットにした。山は硬軟。あれがあって、これがある。多分喜ばれるのは軟だろう。が、語りたいのは硬。硬があってこその軟。
 渡辺伸栄watanobu
 東北山行初日 弘前城本丸跡から岩木山をバックに
弘前城追手門 おうてもん大手門に同じ 御城正面口のこと 因みに裏門は搦め手
城外の藤田記念庭園あやめ園の花菖蒲 あやめは菖蒲 同じものかと思えば違うもの 違うものかと思えば同じもの
 
 藤田庭園の玄関門から岩木山 徐々に雲が上がって山頂が顔を出した 明日はいい天気 ここまでが一日目
東北山行二日目は八甲田山  酸ヶ湯登山口の八甲田山神社
 神社の鳥居脇の藪中にこの標識 日本山脈縦走5千キロの起点とは、何とも雄大な
 ツマトリソウ 妻取り ではなくて ツマは端で隈取りのこととか 心なしかうっすらと隈が見える
 火山の有毒ガスによる風景 あな恐ろしや恐ろしや
 タニギキョウ 谷桔梗 高山ではなくて野の花
 サンカヨウの実 山荷葉 荷葉はハスのこと 実はこれから青くなる 食べられる?まずい?毒はない
 舞鶴草 まるで蟻の頭 だから蟻頭花、これはウソ
 赤物 岩櫨イワハゼ
 岩山が花盛りみたいと、Missさん  何のことかと思えば団体さんの休憩中 瑞々しい感性
 振り返れば津軽平野に津軽富士 ♬岩木の颪が吹くなら吹けよ山から山へと我らは走る昨日は梵珠嶺今日また阿闍羅♬
 これはどうもコケモモのよう コメバツガザクラとの区別が紛らわしい 苔桃
 マルバシモツケ 丸葉下野
 深山金鳳花 ミヤマキンポウゲ
 ミヤマリンドウ 深山竜胆
 コバイケイソウ 小梅蕙草
 小岩鏡 コイワカガミ とモウセンゴケ 毛氈苔 こちらは食虫植物
 ワタスゲ 綿菅
 ヒナザクラ 雛桜
雪渓ではしゃぐ若者たち
ヨツバシオガマ 四つ葉塩竈
 硫黄岳 その先に南八甲田の山々
小岳と四つ葉塩竈 
 ミヤマオダマキ 深山苧環
 チングルマの穂 稚児車
 鏡池に映った大岳
 大岳山頂間近 平らに見えるが真実は急斜面
 鏡池とその下方に硫黄岳
 兎菊 もっといい名はないものかと思っていたら、なんと 別名 金車 へえ~ これはホントの話
 大岳山頂から陸奥湾とそれを取り囲む下北半島 その先にうっすらと見えるのは北海道かも
 大岳山頂
 バックに陸奥湾と岩木山
 一等三角点には敬意を払うべし
 風が強いので反対側の避難小屋を目指してすぐに下山 対面に5年前歩いた井戸岳、赤倉岳 もう5年‼
 避難小屋前で大休止
 イソツツジ 磯躑躅 磯とは無関係、エゾがイソに誤って伝えられたのだとか だから蝦夷磯躑躅ともと
 水芭蕉 雪解けの湿地帯
 上毛無岱の綿菅野 まさに綿野舞 綿が野に舞う
 裏白瓔珞と岩木山と
 岩銀杏
 綿菅と爆裂火口の井戸岳と野に遊ぶ人 野遊人
 下毛無岱へ下りる長い急階段
 ミツガシワ 三槲 花の終わりごろだろうか薄桃色に色づいていた
 フィニッシュ やや不自然な存在一名
 <コースとタイム>    登山口8:40ー10:45仙人岱ー12:05大岳山頂12:11ー12:37大岳避難小屋13:18ー13:57上毛無岱分岐ー14:23下毛無岱ー15:11登山口
東北山行 旅と山 ぐるっと一周優に一千キロ 運転のUnqさんとその愛車エクストレイルに只管感謝
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