山の記 2021 |
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10月24日(日) 高坪のブナの巨木の下見行 |
高坪山 570.4m 新潟県村上市・胎内市 |
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1週間後の公民館登山は高坪山塊を縦走する。今日はその下見。山頂標高は570mの低山ながら、縦走となれば歩行距離は10㎞、アップダウンの累積標高は900mもある。病み上がりの身には少々応えた。ヘルペスめのお陰でだいぶ体力を落としてしまった。ナニ、どん底に落ちればあとは這い上がるだけサ。それにしても、脚力を落として改めて、高坪山の魅力を再認識させられた。低山ハイキングの山、ちょっと足慣らしの山、などと思われがちだが、どうしてどうして、こうやって縦走してみれば、なかなか奥の深い山。南端と北端は中世戦乱の時代を偲ぶ山城ゾーン。尾根を断ち切った堀切や山を平らに均した郭(くるわ)の跡がくっきり。山頂中心部は、スラリと伸びた若ブナの美林帯。幹や枝を微妙にくねらせながら一斉に空を目指す若い姿態は何とも好ましい。それに白黒マダラの幹の色、これほど人に好まれる木があるだろうか。そして、中央の美林帯と南北端の山城ゾーンに挟まれたゾーンが、南と北のブナの巨木ゾーン。巨木1位2位3位を争うかと見える木々は、ただただ、すごいの一言。南のゾーンの巨木はかなり古く、以前から知る人ぞ知るの木々。今回、北のゾーンで新たな巨木が発見されたという。勝手に名付けて新巨木。早速見に行った。南のゾーンの古巨木と違って、まだまだ天に向かって伸びようとしている盛りの木。この後、どれほどの巨木になるか。とまれ、チーム中ノ岳の二人と久しぶりの三人行。衰えた脚へのいい活入れとなった。本番日の晴天を祈る。 |
渡辺伸栄watanobu |
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黒川城主郭(本丸)跡、標高301mの山城。年々薮が伸びて、見通しが悪くなるよう。 |
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巨木ゾーン入口、さながら守衛のような二本立の巨木 |
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老巨木、ツキヨタケがびっしり生えていたから、そろそろ寿命かもしれない |
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株立ちの巨木、周囲の藪が刈り払われていた。じっくりとこの巨木と触れ合ってほしいということだろう。 |
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なじみの高坪山頂、なじみの鐘。今日は気温が下がって、ここで震えながら昼食。ほかに二組ほど。その外、擦違った人が二人。なかなか人気の山。 |
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ツルリンドウ、略称ツルリンの実。今年は生り年か、やたら目につく |
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最近発見されたという巨木 |
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ツルシキミの実、この時期のこの艶やかさはうれしい |
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貝附城址、胎内川から荒川まで歩いた |
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<コースとタイム> 登山口発8:50-9:47黒川城址ー11:14二本巨木-11:20古巨木-11:25釈迦岳ー11:46古巨木-11:52若ブナ林ー11:57高坪山山頂12:44-13:48新巨木-15:03貝附城址15:22ー16:00下山口着 |
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