46年ほど前、大石口から入り大熊小屋に1泊して杁差岳に登り、地神北峰から丸森尾根を下ったのが、飯豊の最初。次は、それから8年ほどたって、実川口から入り、湯ノ島小屋に1泊して大日岳に登り、本山小屋で1泊、川入に下ったのが飯豊の2回目。それから40年近くたって、今回の3回目で、1回目と2回目の間を繋ぐ飯豊連峰大縦走が完成した。憧れの大縦走だった。誘ってくれた友人のおかげだ。
倉手山から眺め、新潟から眺め、関川村から見上げていた飯豊の峰、いつか必ずあそこを歩きたいと念じていた。見上げれば神々しいばかりの飯豊の峰々、上がってみれば、そこは神々の棲む別天地、言葉には尽くせない。写真でじっくりとどうぞ。高山植物の花々は「花の巻」でご覧ください。

1日目 種蒔山頂下の雪渓を渡る

切合小屋近く、本山方面に湧く雲

1日目無事終了、乾杯
このビール、高い
350ml 800円
ヘリで揚げたとあれば、やむなし
山上の冷えたビール、何ものにも替え難い

切合小屋脇の広場にて

切合小屋から、夕焼けの大日岳、御西、本山、草履塚 

夕焼けの飯豊本山小屋 山頂はその後ろ

2日目 切合小屋からの日の出

遥かに微かな磐梯山を見る

雲上に浮かぶ蔵王連峰

朝日に浮かぶ飯豊連峰 これから向かう行程 遥か遠い

御秘所を越える  かなりのスリル

越えた御秘所を振り返ると、岩に亀が

本山小屋が目の前に

本山神社にて

飯豊山頂2105.1m

高山の大草原

多雪山地を象徴する残雪の量

御西岳からの大日岳

稜線の縦走路
 
2日目、雲上の大縦走、無事終了
またまた乾杯

梅花皮小屋の広場にて
後ろは越えてきた梅花皮岳

夕暮れの北股岳に登った

北股岳途中から梅花皮岳と烏帽子岳

北股岳山頂の夕日

北股岳山頂から日本海上空の夕日

北股岳山頂の月

3日目早朝、梅花皮小屋からの黎明

黎明の中の雲海

蔵王連峰からの日の出

ご来光を動画で

石転びの大雪渓

朝の北股岳と杁差岳までの稜線

北股岳から二王子岳

北股岳から光兎山 その右後方に鷲ヶ巣山

北股岳から杁差岳 その左に杁差小屋

胎内山から玉川集落・長者原方面

倉手山 その後方に樽ノ口峠

梶川尾根

地神北峰からの丸森尾根

頼母木山から葡萄鼻山と立烏帽子

頼母木山から頼母木小屋と大石山

大石山から日本海方面
2日目の夜、梅花皮小屋の主人が、「北股に登れば、運がよければ佐渡に沈む夕日が見られる」と言う。夕食後、「ハミング」の引率さんが付き合ってくれるというので、二人で夕暮れの北股に登った。小屋から山頂まで標高差200mくらいだろうか。夕日に間に合わせようと息せき切って上がった。残念なことにガスは晴れず、遠望はきかなかった。しかし、山頂の夕日も、夕焼けも、ほぼ満月に近い月も、そして薄暮に包まれた飯豊の山容も、すべて感動的だった。年寄りの冷や水に付き合ってくださった「ハミング」の若い引率氏さんには、本当に感謝だ。
 
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2011年7月12~14日 飯豊山縦走 雲の巻