綿野舞(watanobu)山歩紀行2018
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4月22日 新緑とムラサキヤシオと残雪と
五頭山前一ノ峰 910m 新潟県阿賀野市  地理院地図は→こちら
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この時季の五頭山も、いい。麓は新緑、足下にはイワウチワ、頭上にコブシ、タムシバ。標高800mに至れば、残雪のブナ林。この日、下界は夏のような暑さだったらしい。が、残雪の山上はまるで天国。雪面を渡る冷風が陽射しに熱る身体を涼めてくれて、快適爽快。関川村公民館「健康登山」第1回目の本来の実施日は15日だったのだが、生憎の低気圧通過で中止して、この日に延期となった。昨年までは、一旦中止となればそれっきりで取止めだったが、今年からは、バスの手配に配慮してもらって予備日が設けられた。その改善効果が早速に現れて、この通りの最適日。ただ、期日変更に都合つかない人があって、当初の参加予定40名が30名になった。気の毒でもあり、もったいないことでもあるが、それはまたやむを得ないこと。
 渡辺伸栄watanobu
固く締まった残雪の斜面を登る。麓では一斉に芽吹きが始まった緑のブナ林も、ここではまだ冬芽。根開きの雪穴を覗いたりブナの樹肌を愛でたりしながら、一歩一歩息荒く、三ノ峰の頂を目指す。
本日の最高点910mの前一ノ峰。飯豊連峰や越後平野、日本海の大展望を堪能して深呼吸やらため息やら。正面に五頭連峰最高峰の菱ヶ岳。そこから続く縦走路を歩く登山人がゴマ粒のように動いて見えて、多分、次の機会があればぜひあの道をと、憧れた参加者もいたのではないだろうか。山行は憧れから始まる。
五ノ峰の頂で一同長休憩。健脚ぞろいの参加者で予定以上に順調に進行し、ここでゆったりと昼食休憩をとることができた。三々五々、思い思いに、それぞれの山を楽しむ。請負人の吾らスタッフ一同、道中何かと気遣い多いが、ここはまずまず一息の場。
休憩を終えて、五ノ峰から引き返す。ここは、四ノ峰から三ノ峰への登り返し。五頭山はその名の通り、五つの峰がそれぞれコブのように盛り上がって連なっているから、その一つ一つを踏破するには、一つ一つアップダウンを繰り返す。普段から足を鍛えている人も多いから、さすがは健脚連、音も上げず遅れもせず、隊列乱さずの班行動。
足ごしらえはとみれば、ゴム長に荒縄巻き。これぞ残雪五頭の定番か?なかなかの趣ありだ。
下山時に、ムラサキヤシオが咲いていた。登りで通ったときは気付かなかった。咲いていたのはこの一木だけ。多分、日中の暑さで急遽開花したのだろう。これから花の山が始まる。飛び交うブヨを別にすれば、いい季節がやって来る。寄らば大樹の陰、寄るのは人か花か。
雪消を追ってイワウチワが山を登っていた。関東の山では絶滅危惧種になりつつある花だとか、いやもうなっているとか。気候変動の影響か。越後ではまだまだこの時期の主役。がんばってもらいたい。 
<コースとタイム>  駐車場発7:49ー7:52三ノ峰登山口ー8:56七合目9:11ー10:11三ノ峰10:16ー10:48前一ノ峰10:58ー11:20三ノ峰ー11:33五ノ峰13:00ー13:13三ノ峰ー13:39七合目13:54ー14:39登山口ー14:47駐車場着 

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