綿野舞(watanobu)山歩紀行2018
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6月10日 梅雨晴れに長峰の道ゆったりと
杉王山197.1m 新潟県関川村  地理院地図は→こちら
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「古道を歩く会」の2回目は、初回と打って変わって藪漕ぎなし。刈り払われた山道を淡々と歩く。歩みは淡々ながら、みな人、よく笑いよくしゃべる。前回の決死の隊列とは雲泥の差。それを喜んだ人、物足りないという人、人様々。ただ、この日に向けて事前に善意で道を刈り払ってくださったK氏には、皆一様に感謝感謝の言葉しきり。(K氏は、ここには参加していないのだが、出発前Unq館長から、その話があったのだ。)この日から新潟県も梅雨に入ったらしい。天候の変わり目には荒川名物のダシ風が吹く。ダシ風は頭の痛くなる風だが、この日ばかりは樹間を吹き抜ける風が心地よい。 
 渡辺伸栄watanobu 
長い尾根道を進む一行。K氏のお陰で下見の時よりもはるかに歩きやすい道になっていた。これならトレイルランの練習コースにちょうどいいかも。フルマラソンの事前練習にトレランが効果ありと谷川さんが書いていた。太古には修験の行者が駈けた道、現代に復活するのも悪くない。ただ、この日、1名ダニに食われてしまった。実は下見の時にも私が食われて診療所で切開して取り出してもらった。この日の人も翌日診療所で切開してもらったとのこと。村の診療所には至極親切な名医がいてありがたい。それにしても、人が山に入らなくなった分、獣が増えて、ダニが暗躍しているのだろうか。短パン短靴で走るとなると・・・さてはて。
ツルアリドオシの花を皆さん結構珍しがっていた。二花が一果になって蟻が通るような穴が開くというこの花の名の由来を面白そうに聞いてくれたのだが、さて、名前を憶えてくれたかどうか。
こちらはコナスビ。こんな近くの里山でお目にかかるとは思っていなかった。調べると、野にも畔にも、結構どこにでもある花らしい。
六本杉神社の大杉の下で昼食休憩。長い階段道を昇ってここへ来るつもりでいたら、地元から参加のKさん(道を刈ったK氏とは別の人です)が、階段を通らずに神社の裏へ出る近道を教えてくれた。お陰で階段登りは省略。「ご利益は減るかも」と、Kさんが笑いながら言う。
昼食休憩を終えて登らなかった長い階段を下ってきた一行。「この階段、昇らないで済んで、助かったー」と、みなに感謝されてテレ顔(ドヤ顔かも)のKさんがこの中に。
<コースとタイム> 歴史館発9:00-9:55長峰山10:05-10:32杉王山11:00-11:04山城跡(玉郷立城)11:14-11:33下の堂-12:00六本杉神社12:50-12:53山野草園13:52-14:36歴史館着
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