綿野舞(watanobu)山歩紀行2018
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7月9日 朝日射し 目覚める峰に ご挨拶(燕岳二日目)
燕岳2763.0m 長野県安曇野市・大町市  地理院地図は→こちら
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早起きし、燕山荘のテラスで息を凝らして日の出を待つ。4:38雲海の四阿山の辺りから日が昇る。中央に小さく富士、その左・八ヶ岳、そこから左に離れて浅間山。富士の右は南ア。手前中央左の台形は有明山。右の山塊シルエットは常念、大天井、そして穂高・槍。朝焼けの空と雲海、これも高山ならではの絶景。
朝日を受け始めた西側の峰。左から、大天井、離れて奥穂、大キレット、南岳から槍への稜線。槍に繋がる西鎌尾根、双六岳、三俣蓮華、鷲羽、水晶、野口五郎。ずっと右端遠く立山。何とも壮大、爽快。この光景を目にしてしまえば、奥黒部の山々へ行かないわけにはいくまいと、まずはご挨拶。おっとその前に、槍から奥穂へのあの稜線にご挨拶、ご挨拶。 
ここに載せきれなかった写真はYouTubeにあります ⇒こちら  
渡辺伸栄watanobu 
一面のコマクサの中に白花が二株。そのずっと先に朝日の槍ヶ岳。ピントも露出もイマイチの一枚。 
朝日に勢ぞろい。後方中央が8月山行の目的地・鷲羽岳と右端・水晶岳。もう一つの目的地・雲ノ平はこの峰の向こう側にある。オートシャッタのカメラは、どうやら8月山行の山々に勝手に焦点を合わせたらしい。
燕山頂へ向かう途中、朝日の中の逆光のコマクサ
燕山頂からズームで。正面に北燕岳、その前方に、昨日は全く見えなかった立山三峰と別山、そしてあの剱岳。去年歩いた岩の峰、岩の殿堂。
北燕岳へ向かう途中、周りは一面のコマクサ。今回特別参加のハイジーズのKimyちゃんもしきりにパチリパチリ。前方に聳える岩峰は越えてきた燕岳山頂。
周りの斜面は、どこもこんな感じ
北燕岳山頂。後方左は立山・剱。すぐ右に針ノ木岳、蓮華岳、少し遠く白馬岳、右端は鹿島槍ヶ岳。何ともいい気分。クライマーズハイとはこれのことかと。
北燕山頂を降りて、昨日見つけた秘密の花園へ皆を案内した。惜しいことに雷鳥の歓迎はなかった。
その花園で、喜びのポーズ
山荘への戻り道。定番の槍とコマクサ。今日は撮り放題。バックの穂高連峰、左端に前穂も見えている。その右が奥穂と北穂、鞍部が大キレット。一週間後には槍から前穂まであの峰を踏破する。
もう一つの定番、槍とイルカとコマクサと 
下山を開始して、振返って見た燕山荘。360度の絶景ポイントにある素晴らしい山小屋だった。それに平日、宿泊者は少なめで余裕快適に過ごせたし、朝晩の食事も良好。小屋泊まりも悪くはないなどと、阿賀北山岳会、燕山行ですっかり堕落の態。禁断の実を味わってしまったのかもしれない。
<コースとタイム> 燕山荘発6:28-7:01燕岳山頂7:07-7:23北燕岳山頂・山頂下花園7:54-8:36燕山荘8:56-9:31合戦小屋9:37-11:40中房温泉(入浴)
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