綿野舞(watanobu)山歩紀行2019
綿野舞の記TOPへ
1月6日 雪五頭や テントの中は 福袋
五頭山二ノ峰895m 新潟県阿賀野市  地理院地図は→こちら 
~山歩紀行目次へ~
冬に雪の山へ登ると言うと、感心半分呆れ半分に「この寒いのに、よくもまあ!」などと言われる。が、実際はヘタをすると汗が噴き出るほどに熱くなる。ヘタというのは、冬山に汗は大敵で濡れて冷えたら最悪だから。できるだけ汗をかかないように登り初めは少し寒いくらいの服装にして、それでも汗ばんで来るから1枚、2枚と脱ぐ。レイヤリングといって、何枚か重ね着しておいて状況に応じて頻繁に着脱する。山頂に達しても、身体が冷えないうちにとさっさと下山する登山人が多い。で、我らはと言えばUnqさんが担ぎ上げてくれたテントを張って、「雪の頂にも憩いあり」と決め込む。テントの中でガスコンロを炊けば、ほっこりと温くなる。そして、各自、ザックの中から持ち寄りの飲食物を取り出せば、それはまるで福袋。何が出てくるやら、その瞬間まで分からない。出るわ出るわ、散々飲んで食ってしゃべって笑って、五頭三ノ峰山頂テントの中の雪見新年会。2019年山行の始まり。
 渡辺伸栄watanobu
 YouTubeは⇒こちら 幽玄の森の画像をたっぷりとどうぞ
霧氷のトンネルを行く 標高730m付近
谷間は雪の霧に煙る 760m付近
幽玄の森 ここが雪五頭一番の見どころ 800m付近
樹氷のブナの木 なぜかどの木にも中心に一本の黒い筋
幻想の景色を生み出す無数のエビのシッポ
やわらかな、まるで白い苔
ただじっと佇む幽玄の白い森
三ノ峰のテントで2時間もすごした後、隣の二ノ峰に上がってみた。降雪しきりで雪の霧、視界はゼロ。この先に進んでも仕方がないので引き返すことにした。眺望はなしでも、雪五頭の幻想の白い森で大満足。それに、福袋。2019年山初め、いいスタートとなった。今年もまた一年、皆さんよろしくお願いします。ということで、ではまた。
<コースとタイム> 駐車場発7:43-8:05どんぐりの森-10:37三ノ峰(テント)12:37-12:54二ノ峰ー13:06三ノ峰ー14:21どんぐりの森-14:43駐車場着
ページのTOPへ