綿野舞(watanobu)山歩紀行2019
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8月11日 天空の千紅万紫 雲に映え
平標山1983.8m 新潟県湯沢町・群馬県みなかみ町  地理院地図は→こちら 
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平標山への公民館登山。先月21日の下見では花が終わりかけていて、1週間後の本番まで待ってくれるかどうか危ぶまれた。それが、台風来襲で中止して更に2週間延期となったものだから、多分花はみな終わっているだろうと思っていた。ところがところが、行ってみてびっくり。アズマギクにハクサンシャジンやシモツケソウ、下見時にはほんのちょっとだけ咲き始めていた花たちが、一斉開花。天空は思いのほかの花の園。アキノキリンソウなど咲き誇る黄色の花には申し訳ないが、まさに千紅万紫。その上、一日中ガスっていた稜線も花園を通る時だけ青空をちょっと見せてくれたり。下山林中では、フシグロセンノウなどという派手色の花が初見参。山はまことに行って見なければ分からない。ともあれ、一行30数名の団体登山、落伍もなく無事に周回路を巡って下山、大団円大安心。主管する身としてはこれが一番。
 渡辺伸栄watanobu
駐車場から登山口まで、1時間ちょっとの林道歩き
バスで3時間も過ごしてきた足には、ちょうど良いウォーミングアップ
ここ、登山口で一息入れて、水を補充し、糖分などとって
いよいよ本格的に登山開始
山の家まで一気の登りは風も眺望もない森の中、かなりの急登
もう少しもう少しと、ようやく辿り着いた山の家
無料の水を頂いて、三々五々軽めの昼食
ここで満腹になっては、次からの登りに耐えられない
山の家の先からは、気分爽快な稜線の道
時々サァ-ッと爽やかな風、ガスが吹き消えて
雄大な谷川連峰の片りんを見せてくれる
一同立ち止まり、ウワァーとささやかな歓声が沸く
天空の雲中階段で一休み
一団は、3班と4班
1班と2班の姿は見えない
急登で班別行動
ちょっと失礼して、前に回ってパチリ
皆さん、なんともいい笑顔
平標山山頂に到着、ほぼ2000m
屯するのは登山部の学生たち、若者らしい屈託のない表情がいい
結婚式姿らしいカップルもいて、若い衆の歓声が上がる
我らが団体登山者は、これまた三々五々、山頂広場に座り込んで腹満たし
下山の松手山コースが
2000m級の山の醍醐味を存分に味わってほしいと用意した
本日のメーンディッシュ
そして、サイドディッシュは
高山稜線のテーブルを盛り上げる
高嶺の花々
 百花繚乱 千紅万紫
まるで、アルプスのハイジの気分 
青空まで用意された
登山人はいつも僥倖に感謝すべし
松手山からの下り暗めの林内に、不釣り合いなほどの派手な色
フシグロセンノウ
という名だと教えてもらった私にとっては初めての花
未知の花に出逢うと、何か得をした気分がして
ああ、今日もいい山だった‼
<コースとタイム> 登山口P発9:34-10:46登山道入口10:56-12:22山の家12:48-13:47山頂14:46-16:05松手山16:11-17:51P着
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