綿野舞(watanobu)山歩紀行2019
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5月19日 今日はまた飯綱山で大展望
飯綱山1917.3m 長野県長野市・飯綱町  地理院地図は→こちら 
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またまた山頂からの大展望。この日は北信濃の飯綱山1917.3m。高妻山を中心に、左に鋭い岩峰の戸隠山と西岳。右に雪を被った焼山、火打山、妙高山の秀麗な連山。妙高山の手前には黒姫山。高妻山の右奥に雨飾山の一部も見える。焼山と西岳以外は全て登った山々。それらをこちらから眺め渡す爽快さ、感慨一入というもの。
 渡辺伸栄watanobu
戸隠スキー場麓の登山者用駐車場からスタート。足下にはタンポポが咲き乱れ、残雪の常念山行から一転、花の山旅の予感。
西登山口に入るとすぐ現れたのはこの花、シロバナエンレイソウ。別名ミヤマエンレイソウ。昨年、黒姫山でたっぷり見たので驚きはしないが、花の山旅の予感濃厚。
続いてツバメオモト。今季初見参。林間にひっそりと佇む麗人の風情。最早予感でなく確信。
と思いきや、高度を上げると花はなく、代わって素晴らしい眺望、素晴らしい景色。目の前に、これぞ戸隠と言わんばかりの光景が広がる。
飯綱山は飯縄山とも書かれ、紛らわしい。その上、山頂は二つあって、こちらはほんのちょっと低い南峰。でも、本体の飯縄神社はこちらにある。なんとなく紛らわしい山ではあるが、そんなことはどうでもいい。なにしろ眺望が素晴らしいのだから。
こちらが正規の山頂。ほかに例を見ないほどにでっかい山頂標示がぶったっている。これもまた、紛らわしさの故だろうか。でも、そんなことはどうでもよい。何しろ独立峰、360度の眺望が素晴らしい。特に北側に連なる山々は何とも秀麗。
瑪瑙山を越えて下れば、戸隠スキー場のゲレンデ内を通る。そこからの眺望はまた天下一品。長いこのゲレンデを天下一品の景色を見ながら滑り下ったらどれほどいい気分かと、ただ想像するだけ。何が刺激するのか鼻水がやたら滴るのでテッシュの手が放せない。
怪無山分岐から10分程下ると登山道は終わり、水路沿いの散策道に変わる。そこからまた花の山旅の再開。ニリンソウの大群落。
初めて見る花。名前が分からず、帰宅してから調べに調べてようやくヒット。その名はフッキソウ。新潟県にもないわけではないらしい、大佐渡山脈に多いとか。
ヘビイチゴにしては堂々とし過ぎているので、さぞかし名のあるお方に違いないと、これまた調べに調べたら、どうやらコキンバイ。
水辺の常連、リュウキンカ
タチカメバソウ。初めて見たが、どこか見覚えのある花。葉の形、花の形、うーんと唸って暫く唸り続けて、浮かんだのはヤマルリソウ。それもそのはず、ワスレナグサもみな同じ仲間らしい。楽しい楽しい花の山旅の始まり。山で楽しみ、帰宅してからまた楽しみ。
ここに載せきれなかった画像はYouTubeにあります。⇒こちらから
<コースとタイム> 戸隠スキー場麓P発8:50-西登山口9:10-11:20南峰-11:30山頂12:40-13:38瑪瑙山-14:15怪無山分岐-15:06P着
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