綿野舞(watanobu)山歩紀行2019
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6月3日 二ッ森 あの頂を頂いた
二ッ森695m 山形県尾花沢市  地理院地図は→こちら 
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マラソン大会の翌日は、これまた恒例のクールダウン登山。今年は、同行のUnqさんとYoumyさんは別用があって朝早く帰途につき、Okkaaと二人で尾花沢の二ッ森へやって来た。700m程の低山なのだが、麓から見上げたOkkaaはあの坂を登るのは無理とはなからやる気なし。で、やむなく単独行。左は男山で若干標高が高いが登山道はなし。真ん中の鞍部に登りそこから右の女山へ。標高差300m1時間で山頂、いい汗かいて誰もいない頂をひとり占め。
 渡辺伸栄watanobu
二ッ森は、牧場の先に聳える双子の山で、左が男山、右が女山。ご丁寧に男山の前面にちょっと出っ張った息子森というのまである。森というのは東北では森林の意ではなく盛り上がった地形をいうようで、鳥海山はじめ、東北各地に多い。そもそも山形盆地をぐるりと見渡しても、三角形に盛り上がった形の山が奇妙に多い。去年登った東黒森山もその一つ。
Okkaaは登らずに登山口付近の牧場でのんびり時間を過ごすことにした。牧場といっても今は牛はいないらしく、トラクターの音も長閑に聞こえた。
登山口からすぐに木立の中に入り、鞍部へ続く谷間を登る。だから、陽射しの強いこの日にはもってこいの緑陰登山。薄暗い木立の中から、まるでトンネルを出るように明かりの中に出れば、そこが二つの森に挟まれた鞍部。ヤマツツジが咲き誇っていた。
鞍部から見上げた男山。斜面は崩落が起きていて、登山道のない理由も飲み込めた。
女山の山頂。眼下に尾花沢の盆地。正面遠くに葉山とその右奥微かに真っ白の月山。
遠く雲湧く葉山をバックに、山頂にひとり立つ。
登山道を彩るのは、ヤマツツジと群れ咲く紫色の菊
アズマギク
トケンラン
ラショウモンカズラ
ウラジロヨウラク(ガクあり) 
麓の母袋から見上げた二ッ森。ずっとこの山容を眺めながら車を走らせる。Okkaaはあの傾斜を見たときから登るのは諦めていた。 
下山してもまだお昼前、そのまま家路につくのも早すぎるし、葉山の裏側の肘折温泉に回ってみることにした。寒河江へ抜ける十部一峠の葉山登山口を確かめておきたかったのだが、まだ雪で未開通。日帰り温泉に入って、カルデラサイダーという珍品を買った。肘折は深いカルデラの底だということを行って初めて知った。何事も行って見なければ分からない。 
<コースとタイム> P発9:35-牧場散策-9:50登山口-10:20鞍部-10:33山頂10:55-11:06鞍部-11:28P着
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