山の記 2020
綿野舞の記TOPへ
6月21日(日) 鳥海湖 ハクサンイチゲ 今盛り 
 鳥海山御浜小屋付近 1700m 山形県遊佐町  地理院地図は→こちら
~山の記 目次へ~
 阿賀北山岳会ノボラーズ企画第2弾は、鳥海湖。山頂へは行かないとしても、鳥海湖を見下ろす御浜小屋の標高が1700mで登山口の鉾立が1150mだから標高差550mの立派な登山。その上、途中は長ーい雪渓。どうしてどうして、もはやノボラーズのグループ名は返上して、これからはマタノボローズに改称してはどうだろう。
 それはともかく、最高の登山日和。暑からず寒からず、空は快晴、鳥海名物の雲もなし。おまけに今が盛りのハクサンイチゲときたら、それはもう一面のお花畑。緑のじゅうたんを埋め尽くす真っ白な花模様、緩斜面いっぱいに広がるその光景ときたら、それはもう得も言われない、絵にも描けない、どうにもならない美しさ。
 さらにおまけに、ハクサンイチゲの間には、これまた一面ニッコウキスゲの株、葉を広げていて、ところどころに蕾。7年前にニッコウキスゲの花の盛りにここへ来た話をすると、方々、「その時期に、もう一度来たい! いやぜひ来よう!」と衆議一決。かくて、ノボラーズはマタイコーゼズに再改称。
 下山して道の駅ねむの丘で食べた地魚丼とアラ汁の美味かったこと、それに、海に没する夕日、水平線ぎりぎりまで燃え沈む夕日は滅多に見れない。感極まれりの5人行でした。
 今回不都合で来れなかった、Ike会長さん、Youmyさん、そのほかの会員さん方、来月ニッコウキスゲの時期に来れますように。
 渡辺伸栄watanobu
まだ十分に雪渓が残っていて、アイゼンなしで緩斜面の雪上歩きを楽しめた。陽射しは強いものの雪面からの冷気と爽やかな風で暑からず寒からず、雪の白さと空の青さのコントラストに大感動。
ここが鳥海湖畔、御浜、標高1700m。本日の最高地点。この岩場の陰に陣取って風を避けてたっぷりの昼食休憩。
登頂ではないが、登攀記念撮影。メンバー5人、オートシャッターで。バックは、まだ雪に埋もれた鳥海湖、少し融け始めていて青い湖面が見えている。その周囲斜面は一面のハクサンイチゲ。天空の花園、いやまさに天国。
鳥海湖から笙ガ岳の長坂道へ向かって下ると、そこの緩斜面がまたずうーっと一面のハクサンイチゲ。今回はスルーした鳥海山の山頂、新山と七高山の稜線をバックに、お花畑の元乙女たち。
もう一枚、向きをかえて笙ガ岳と麓の庄内平野をバックに。どちらを向いても一面のハクサンイチゲ。感動の極み。花に感動、絶好の時に巡り合えた幸せに感動。感動の二重奏。
Okkaaに敬意を表して、単独で一枚。後ろの人、だれだ?
下山は吹浦口ルートを周回して、元来た道の賽の河原に合流する。登りのルートより緩やかな長ーい雪渓。気持ちよーく歩く一行。いい日に来れたなー。
朝は雲が下りていて見えなかった白糸の滝が見えた。この奈曽谷は雲のかかりやすいところで、こんなに山頂まで全部見えるのは珍しいとか。さっきまでいた御浜小屋も見えている。この滝は残雪期だけで、夏になれば消えるのだとか。ホントにいい時に来れた。
ここからは、今回の花たちのうち、とりわけ良く撮れた花。ミツバオウレン
シラネアオイ
ヒナザクラ 雪解け時期はこの花が一番だと思う
ハクサンイチゲ 群生ももちろんいいのだけれど、一輪一輪もなかなかいい花だ 
笹川流れまで帰ってきたら、この夕日。水平線ぎりぎりまで雲一つかからず、完全日没。素晴らしい一日の終了にふさわしい夕焼け。
  ここに載せきれなかった画像や動画をYouTubeにアップしてあります ⇒こちら 
<コースとタイム>   鉾立発8:40~8:53展望台9:01~10:29賽の河原10:41~11:28御浜1700m地点12:45~14:01賽の河原14:09~15:14鉾立着
ページのTOPへ