山の記 2022
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5月15日(木) 緑の中の黒沢峠
471m 山形県小国町
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せきかわ歴史とみちの館主催・米沢街道十三峠と宿場歩きの会。今回は第2弾で「黒沢峠と黒沢宿、貝ノ淵峠」。昨日は雨で1日延ばし、今日は晴天。お昼の風は少々冷たかったが、爽やかな爽やかな五月の緑の風。萌黄色のブナ林の中を進む。足下は、見事な石畳の階段道。所々で往時を偲びながらゆっくりゆっくり、今、峠の頂きに着いたところ。
峠道にはいろいろな昔話が転がっている。坊主がまくれたの、茶屋の爺さんが殺されたの、かたき討ちが切腹したなんてのも外の峠にはあった。そうそう、大蛇の化身の美女出現も。真偽のほども定かでないそんな話も峠歩きの楽しみの一つ。多分、往時もきつい坂道登り、そんな話で気を紛らわしていたのかもしれない。
黒沢宿でバードが腰かけたかもしれないような石を見つけて座ったら、何やらタイムスリップしたような気になった。のんびりナラティブを楽しむのも、歴史の楽しみ。
ゴープロで動画ばかり撮って、一眼レフは止めた。で、静止画の質ががったり落ちた。
 渡辺伸栄watanobu
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