綿野舞(watanobu)の畑作記2018
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4月3日 繰り返す営み 愛おしからずや
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雪が融け気温が上がれば春耕開始、まず第一作はいつも通りジャガイモの植付け。堆肥を撒き、耕起、畝立てと手順は決まっている。毎年同じことの繰り返し。十年一日が如くこうやって毎年毎年、春を迎えてきた。ふと考えてみれば、今年もまた同じことを繰り返せるということは、ありがたいこと。ランニングではほぼ毎日最低10㎞がメニュー、走り終えると、ああ今日もまた10㎞走ることができたと、何に対してということでなく感謝の気が湧いてくる。畑作もそれに似ている。古希を越えれば、もはや一日一日、一年一年が宝物。あれやこれやと、やるべきことを見つけ出し少しずつ片付けていく。昼寝の時間が長くなったのも、朝起きが遅いのも、日中よく身体を動かしているせいと思えば、恥じることでもない。
渡辺伸栄watanobu
 
今年は春が早い。3月29日から春耕開始。まずは去年から作り置いた草堆肥をジャガイモ畑に撒くことから。これは施肥というより土壌改良。土作りが畑作の基本、有機質豊かな畑土に。
4月1日、ヤンマーポチ号の出番。もう何年もメンテナンスもオイル交換もしていない。タンクに入ったままのガソリンは昨秋の残り。その割には、エンジン一発始動、音も快調、回転滑らか。
そして4月3日、種イモの植付け。今年は、初めて元肥にジャガイモ専用の配合肥料を入れてみることにした。それと、畑の周囲にはモグラが嫌がるという風車。毎年同じことの繰り返しとは言え、こうやって、少しずつ改良を加えている。ランニングだっていろいろ考えてメニューを変えているのだから。
目の前の土手を風に向かってランナーが駆けて行った。ここは川風が強い。多少バランスの悪い風車もビュンビュン回る。回り過ぎて、すでに壊れてしまったものも数個。ペットボトルを集めて補充しなければならない。
去年の植付けは4月10日で、オオイヌノフグリの盛りだった。今年は1週間早いから、花はこのヒメオドリコソウだけ。
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