綿野舞(watanobu)の畑作記2019
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6月26日 捨てる神 拾う神 塞翁が馬
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禍福は糾える縄の如く、大概のことは何とかなって帳尻が合うものだ。去年400本収穫した長ネギ、だから今年は600本植えようと張り切って畑を作った。この日届いた苗を植え始めたら、作った畑が半分も余る。どうやら苗の注文数を間違えたらしい。さて如何にと思案中、隣の畑のお婆さんがやってきた。種を蒔いた苗が大量に余っているからあげるとおっしゃる。ありがたや天の助け。買った以上の苗をもらって、さらに一畝作り足した。人様の情けでこれまで何とか生きてきたようなもの。
渡辺伸栄watanobu
4日前の22日に長ネギ用の畑を耕した。晴日が続いて畑が乾いてくれないと耕運機はかけられない。26日にはネギ苗が届くことになっている。山歩きの隙間を縫って、この日がピンポイントのチャンス日。耕運機が唸るのを待ってましたとばかりに飛んできたのはセキレイ。人のすぐそばでも平気で虫を啄んでいる。セグロセキレイだろう。きっと、人間様のお陰で今まで生きてきたようなものなどと、したり顔で呟いているのかも。
貰った苗のお陰で、何とか植付終了。去年は4畝、今年は6畝。数は数えていないが、多分600本にはなるだろう。捕らぬ狸の皮算用。そんなに作ってどうするか。まず、Okkaaが近所に配る。それでも大量に残った分は、毎日毎日食べる。お陰で風邪知らず医者いらず。
この日の作業は長ネギの植付けで終わる予定だった。ネギ苗の親切お婆さんが言うには、玉ネギのトウが立っているから早く抜いたほうがいいと。それで急遽昼過ぎまでの延長戦。ついでにニンニクも抜いた。タマネギは、これまたOkkaaがいかにも自分で作ったような顔をして近所に配るに違いない。それでも大量に残る玉ネギをこれから毎日毎日焼肉と一緒に焼いて食べる。問題は匂いの強いニンニクをどうするかだ。何しろ焼肉は朝食だもので。
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