土の記 2020
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12月24日 110日通った畑に 頭下げ
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今日が畑の最終日。残しておいた一畝のネギを掘って、支柱類を括り、ビニルを剥がして、一年の遊び場に感謝の礼。タマネギとラッキョウだけは、居残り。シーズン常駐の一輪車も軽トラに積んで家に連れ帰り、水で洗浄。ついでに軽トラも洗浄。いきなりの初雪の後、この日だけ午前中晴れ。これも僥倖。すべては僥倖。ただ只管、感謝するほかない。
日録を見れば、今日で畑通いちょうど110日。去年は34日。段違いの精勤。夏の草取りは日の出前に限ると、5月から20時就寝4時起床と、新生活スタイル。その効果は、時々の畑からの恵みと脊椎管狭窄症。充実感と腰痛と、何事も足して二で割るとちょうどよいのが、この世の仕組み。N中央病院の名医曰く、「ボクも同じ病気持ち、デモ、ナニ、これは命にはかかわりませんから」と。ものは考えよう、さすが名医。
「畑作の記」改め「土の記」、これまで全くサボってきたので、ここに1年分まとめて掲載。1畝ちょっとの我がフィールドで、随分楽しませてもらった。とりわけ今年から始めた、タネから育てて苗にする作物、これが実に面白い。さて、来年はどうするか。冬の間に、ゆっくりと腰と相談だ。
まとめとして、今年育てた作物を順不同に列挙。ナガネギ、ジャガイモ、ダイコン、タマネギ、ニンニク、ラッキョウ、ピーマン、カブ、キャベツ、ニンジン、ハクサイ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、アスパラナ、インゲン、シュンギク、ナス、トマト、ミニトマト、キク、サトイモ、ショウガ、サツマイモ、カボチャ。外に庭に、シシトウ、エンドウ、イチゴ。
こうやって数えてみれば、こりゃ確かに、興味に任せて手を広げ過ぎたかも。
渡辺伸栄watanobu
12月24日 今年の畑作最終日。雪に逢わせたネギは柔らかく甘くなっていた。 
12月9日 長ネギの収穫 
 11月29日 大根の収穫
11月17日 ハクサイの収穫 
11月14日 秋キャベツの収穫 
 11月6日 ショウガの収穫
10月28日 タマネギ苗の植付 
 10月12日 サツマイモ(紅はるか)の収穫
9月6日 ダイコンの発芽 
 8月21日 ニンジン畑
 7月20日 ジャガイモの試掘
 7月18日 キャベツの発芽
 7月13日 夏キャベツ、ナス、ピーマン、ミニトマト  ピーマンはよく生って、この時期、毎日よく食べた
 7月11日 初収穫のラッキョウの酢漬け
7月5日 みな初栽培、連日、そこそこの収穫  老人二人の食卓にちょうど良いほどに  ほどほどの幸せ 
 6月23日 長ネギの植付  育った苗を捨てられず、800本密着栽培開始
6月23日 畑の苗床で育った長ネギの苗 畑の方が頑丈な苗になった 
6月22日 庭のトレーで育てた長ネギ苗  補欠のつもりが立派な正選手になった 
 6月18日 タマネギの収穫 昨秋の「こんなチビ苗何になる」の苗たちも、そこそこ立派に育った。ほとんどピンポン玉ネギだったが、味はピカイチ。
 6月18日 カボチャの雌花  3株植えて、4,5個の収穫
 6月14日 トマト畑に雨よけ設置
 6月13日 カブにアスパラナ
 6月9日 夜が明けて 我がフィールドに射す朝日
 6月7日 畑へ向かう途中 ストロベリームーン 六月の十五夜
 6月1日 ジャガイモの花
5月30日 トマト畑に風除け設置。ダシの風対策 
 5月26日 風車作り 畑のモグラ対策用 これで庭にも畑にもピタリと来なくなった(ような気がする)
 5月26日 紅はるかの苗 ナンダコリャの状態 枯れるかと思ったら、見事に立ち直った
 5月25日 ミニトマトの花
 5月20日 去年とは段違いのフィールド
 5月19日 庭で育てた長ネギの苗 鉢植えのシシトウとエンドウマメ
 5月12日 防虫ネットの夏キャベツ これはコメリで苗購入
 5月11日 手前ラッキョウ、右ニンニク 左ジャガイモ
 5月11日 近くのばあちゃんたちの真似をしてナスに風よけ袋 なんでも見様見真似
 4月8日 ジャガイモの植付
 3月31日 ジャガイモ畑作り
3月27日 春耕開始
 
春耕のエンジンの音 土の香や
午後からは雨だというので午前がチャンスと大急ぎで畑へ。長ネギの苗床を作って種を蒔いた。玉ネギの苗つくりで失敗した原因は、離れた畑で保水管理に難があったから。だから長ネギの苗は庭で育てることにして、育苗トレイと専用培土を買ってきて25日に種を蒔いた。それでも、2袋買った種が半分ほど余ったので、この日、畑にも苗床を作った。ついでに、ジャガイモ用の畑に石灰を撒いて耕起。これまでで最も早い春耕となった。隣の親切なお婆さんも長ネギの種は蒔いた様子だが、まだ春耕には至っていないふう。この辺りでは一番乗りになったようだ。毎年の事ながら、このときのヤンマーポチ号のエンジンは軽快で、掘り起こされる土の香りが心地よい。
昨日は山から帰って、午後は庭の雪囲い外し。この日の午前は畑。さすがにクタクタになって午後はずっと昼寝。グターとしていると夕方Unqさんが29日の山行計画を持ってきた。昼前、畑の帰りにちょこっと歴史館に立ち寄ったのだが、Unqさんは昼休みに庭園でバドミントンの練習をするのだとかで、ソワソワの態。Tamuちゃんから古文書のコピーをもらった。それがまた珍しく赤字で書かれた文書で、104歳の長寿者への褒美の書。米10俵と絹1疋を賜ったのは岩船郡川内村の仁蔵さん。Unqさんの御母堂の実家の村。奇しき御縁というべきか。明治元年の触書の解読は、難字難語で行き詰って停止中。雨でも降らなければ取り掛かれない。しばらくは畑、庭、林、そして山。
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