綿野舞(watanobu)猫額苑四季(ねこのひたいのにわのしき)2019
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8月1日 盗賊とどちらが先に食いつくす?
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見事な桃ではありませんか。1週間ほど前から、夜な夜な盗賊が現れて2個、3個と食べているふう。これはならじと、とって食べてみたがまだ完熟前。盗賊め、もう少し待てばいいものを。で、今日の夕、触ってみたら柔らかくなったのが4個。さっそく収穫、井戸水で冷やしておいて風呂当番の掃除から帰ってOkkaaと二人で賞味。汗をかいた後のその味もまた、天下一品。ここのところ炎暑の午後は、もっぱらドームの冷房完備筋トレ部屋で自転車こぎとマシンウォーキング。痛めた足首を動かさないようにして。今日になってようやく痛みがとれ、普通の恰好で歩けるようになってきた。来週の遠征山行に何とか間に合ったよう。助かった。
渡辺伸栄watanobu
共同浴場の掃除は夜9時。出かける前に収穫して、井戸水に漬けた。4個だと思ったが今写真を見ると5個あった。この日から、ほぼ毎日毎日数個ずつ収穫できた。枝に下がった実を手で触ると、熟した実はポロリと枝から離れる。うっかり収穫しないでおくと、自分で離れて道路まで転がっている。それも拾う。盗賊はどうやらハクビシンとカラス。夜の間にタネまできれいになめたようにして食べたのはハクビシン、昼に丸く穴をあけたようにして食い散らかしたのはカラス。現場は目撃していないが、多分間違いない。
決して、我庭で生まれ育ったあのキジバトが盗賊ではない。では、あのハトくん、どうなったかというと、時々近くの家の庭や叢に出かけてはいたようだが、7月28日までは我庭で過ごしていた。28日の朝のこと、親の呼ぶ声がすると、にわかに飛び立って家の前の電線に停まった。すると、親鳥がその直ぐ近くの、より高い電線の上に来て呼び寄せ、そこで餌を与えていた。その後、連れだってどこかへ飛んで行った。
これでいよいよ旅立ちかと思っていたら、翌日もまた翌日も、ひょいと見ると庭にいた。あれ、どうした?と思っているうちに、7月が終わる頃には姿が見えなくなった。彼にしても、いや彼女かもしれないが、きっと立ち去り難かったのにちがいない。Okkaaと二人、寂しさ一入といったところ。8月になって、たまに離れた所からキジバトの鳴き声が聞こえると、お、帰って来たかななどと思う。空巣は来年も使う気だろうか。
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