綿野舞(watanobu)猫額苑四季(ねこのひたいのにわのしき)2019
 綿野舞の記TOPへ
9月13日 我が庭のアケビとブドウ いかがです?
~猫額苑四季目次へ~ 
昨日12日、庭のアケビ棚に下がっていた実が開いた。早速採って来て玄関に飾った。アケビは五葉で花も五弁、実も五房着く。もっとも全て五房とはならず、成長の悪いのは一房だったり四房だったり。庭にはもう一種、三つ葉アケビがあって、こちらは三房以下となる。面白いものだ。なぜ二種あるかというと、一種では受粉しないから。実を食べた後、Okkaaに皮を油味噌炒めにしてもらった。なかなか乙な味がする。もっとも、五葉のアケビは皮が薄く、食感は皮の厚い三つ葉の方がよい。どちらにしろ、アケビの実の皮の炒めものは微妙な味で、多分万人向けではない。山形の大学の寮の食事に季節になると必ずこれが出て、初めはこれを食べるのか⁉と驚いたものだが、自分はその懐かしさで食べているだけ。作ったOkkaaは全く口にしていないようだ。味にはうるさいUnqさんなら何というか。山形の郷土料理で土産物屋などに売っているから、食べているかもしれない。いつか聞いてみたい。
渡辺伸栄watanobu
アケビ棚のアケビ、これは四房。この実の上あたりにキジバトが巣を組んだ。その残滓がそのまま残っている。来年もまたここに巣をかけるつもりなのかどうか。近くのお城山辺りで時々鳴き声がして、あの親子たちだろうかと気にはなる。
ブドウ棚には、よく熟さないうちからヒヨドリたちが4,5羽、入れ代わり立ち代わりやって来て、ずいぶん食べられた。この棚の下で昼寝をしていても平気でやって来るようになって、Okkaaはブドウがいたましいものだから、私のことを鳥に舐められていると詰る。キジバトを可愛がり、冬にはヒヨドリに林檎を上げたりしているのに、その矛盾には全く気付いていないふう。蜂も頻繁にブドウを食べにやって来る。アシナガもいればスズメバチもいる。先月、Okkaaはついにスズメバチに指先をやられ、診療所の名医にかかった。ハチは逃げるOkkaaを家の中まで追いかけてきて刺したというから、どうやら完全に舐めてかかっているようだ。
これまで毎日もいでは食べもいでは食べしてきたが、今日16日、全て収穫した。豊作だった去年の3分の1にもならない。だから、去年のように絞って果汁サイダーにすることもない。その代わり、今年はリンゴ酢を買って、それを炭酸水で割っている。これが美味いのなんのって、走った後には最高。それはともあれ要するにだ、アケビにしろブドウにしろ、ブラックベリーだってモモだって、もいでその場で食べるのが一番。子どもの頃に戻ったようで。ただ、ブドウの種も皮も庭のそこらじゅうに吐き出すと、さすがの散らかりよう。これは、さもヒヨドリが食べ散らかしたような顔をして、困ったもんだなどとごまかしている。
ページのTOPへ