綿野舞(watanobu)の林間記2018
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3月11日  残雪の 枝切る鋏に 風光る
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ようやく陽射しが温くなり外仕事をしようかという気になってきた。厳寒烈風の登山は何ともないのに、不思議なもので、外仕事となると山林でも庭でも、寒風冷気の間はまるでやる気にならない。初日こそ念のためとスノーシューを履いてみたが、雪は固く締まってほとんど不要。雪消が始まったばかりの山林は蕗の薹も山野草もまだ芽を出していない。暫く雪上散歩を楽しんだ後、やおら作業にかかる。
渡辺伸栄watanobu
なにはともあれ我家の山林の主・桜の大木に久しぶりの挨拶。よっ、お見事日本一、今年もきれいな花を頼むよと、木肌を叩いて声を掛ける。 
 Before After 
作業初日(11日)は、この柿の大木1本の剪定だけで午前いっぱい。剪定の仕方は、柿農園のK先輩から免許皆伝。ただし、時期的には遅過ぎかも。
  
作業2日目(13日)は、この柿の小木と下の梅の大木
Before After
梅の剪定は、整姿剪定は夏で冬に徒長枝を切るのだが、夏の作業をサボったので今回一気に切り詰めた。そのため、形は整ったものの、花芽のついた枝もバッサリと切り落とした。よって、今年の収穫は期待できない。もっとも昨年の収穫は下の5本で十分で、この大木の実はほとんど生らせっぱなしで放置した。だから、今年も多分少量の収穫で十分。多分大きな実をつけてくれるのではないだろうか。
 Before After
3日目(14日)は、梅林5本。ここも、上の大木同様思いきり切り詰めた。収穫係のOkkaaは、去年生り年で梅干しも梅ジュースも十分あるので今年はそんなにいらないという。
梅林5本の剪定で切り落とした枝。梅林の下地面はこの後カタクリやエンゴサクの花園となるので枝を散らかしては置けない。何事もそうだが、作業は後始末がもっともキツイ。3日間の作業は全て独り。Okkaaはあくまでも収穫係、つまり美味しいところだけとっていく人。もっとも、梅干しにしろ梅ジュースにしろ、最後に頂くのは専ら当方。
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