綿野舞(watanobu)只管走記(ひたすらはしるのき) 2018
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4月8日 今度こそ マサカの魔の坂 乗越えたり
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笹川流れマラソン大会ハーフ 記録 グロスタイム  2:06:37
ネット(自己計測)タイム  2:06:20
名勝笹川流れの岬を辿るこの大会のコースは、見かけによらず細かくアップダウンが繰り返される。その上ゴールの直前には高低差30mのマサカの魔の坂が待っている。毎年、どこかで足が攣り、魔の坂に辿り着いた頃はもうヨレヨレ。昨年のタイムは2時間10分で、過去3回の中ではベストだったのだが、魔の坂で歩いてしまって充実感は半減。完走の意味は字の如く完全に走ることであって、途中少しでも歩いてしまっては達成度は劣る。だから、4度目の挑戦の今年は、とにかく歩かないで完走することを目標にトレーニングを工夫してきた。その甲斐あって、途中はおろか魔の坂さえも一歩も歩かず完全完走、前回を4分短縮という結果もついてきて目標達成大成功。ただ残念なのは師匠のUnqさんが低体温症で途中棄権、それで、どうも自分だけ大っぴらに喜ぶのが申し訳ないような気がして、今回もまた密やかに自分を褒める私だったのでした。
 渡辺伸栄watanobu
魔の坂を駆け上がってゴール目前。後で聞けば、撮影係のOkkaaは、どうやら近所の知り合いの若い衆がゴールするのを後ろから慌てて撮ったらしい。そこに偶然私が飛び込んできたということか。
元旦マラソンの時よりも寒い。ビニルの長カッパを着てスタート前のウォーミングアップ。雨も激しいのでこのままでレースに出ようかと思ったが、どうにも走りずらいのでスタート直後に脱いでOkkaaに渡した。真冬の元旦マラソンでも膝までのパンツと半袖シャツ一枚に腕カバーと脛カバーのスタイルなのに、今回は足首までの長パンツと長袖アンダーシャツの上に薄いウィンドウブレーカーを着、さらにその上にゼッケンを付けた半袖シャツにした。Unqさんも上下の雨具を脱いで、いつもの短パンスタイルでスタートへ。
会場について、3階の元理科室でまずは朝食。理想は3時間前だが2時間前になってしまった。それでもまだ早い方で、この時はガラガラ。これから混んできて、ゴールして戻ってみたらギュウギュウ詰めの状態だった。毎年、ゴール後の3階控室への階段昇降は壁につかまって必死の思い。それが今年はどうだ、普通に昇降できた。ここにもトレーニングの効果が。
戦い済んで、桜咲く長閑な魔の坂を下って帰路についた。役目を終えたボランティアスタッフの中学生たちも帰途につく。今回もまた気持ちよく走れたのは、この子たちをはじめ大勢のスタッフの皆さんのお陰。給水所の皆さん、ランナー以上に寒かったでしょうに。それに雨風の中沿道応援の住民の皆さん、本当にありがとうございました。笹川流れマラソン、いい大会です。
帰り際、レース中メガネをはずしていてろくに鑑賞できなかった名勝笹川流れを一望。低体温症に襲われたUnqさんもすっかり元気になって、よかったよかった。帰りもUnqさんの新車に載せてもらって、4人でこの後瀬波温泉それから回転寿司と、いつものコース。毎度のことながら今回もお世話になりました、ありがとうございました。
次回のための反省と課題
1㎞毎のラップ(ロスは号砲からスタートラインまでのタイム差)
km ロス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
ラップ 0:17 6:02 5:59 6:20 6:09 5:55 6:00 5:59 5:54 5:53 5:48 5:49
km 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 0.1
ラップ 6:03 5:49 5:55 5:53 5:52 6:03 6:19 6:00 5:52 6:31 0:14
前回の新潟ハーフと同様、ほぼキロ6分切りのペースで走り通すことができた(6分を越えているのは上り坂)。そのタイムを無理に狙って走っているというのではなく、気持ちの良いペースで走ると大体そのタイムになるという状態だ。気持ちが良いというのは、楽というのではなく、さりとて、苦しいというのでもなく、ちょうどその境界辺りということになるだろう。かつては、この境界値は6分30秒辺りだったから、練習によって値が上がってきているということになる。ということは、これまでの練習方法は間違っていなかったということになるのだろう。普段の10㎞練習では、最後は必ず5分20秒~10秒くらいまで上げている。今回、9㎞を過ぎて何だか調子が上がっていると思って腕時計を見たらキロ5分30秒、これはまずいとペースを下げたのだが、この時、これまでの練習が身体に染みついていることを確信できた。
だから、今後の課題は、この境界値をより上げていくこと。無理をせずに少しずつ。20㎞走と10㎞ビルドアップ走と1㎞×5本のインターバル走を基本に繰り返す。
それと、魔の坂をはじめ坂道で挫けなかったのは、筋トレの効果と坂道登りの効果だ。最近は、下川口の坂道も練習コースに入れた。ゴール後に3階までの階段を普通に昇降できたのも筋トレの効果だろう。
今回、発走前に飲んだのは、Unqさんからのビタミン剤とエネルギーゼリー。それと、塩熱サプリ1錠。これらのお陰か、足攣り薬は一度も服用しなくて済んだ。アミノバイタルは筋肉補修剤ということなので、走り終わってから飲んだ。レース中は、給水所の水とスポーツドリンクだけで、止まらず走りながら飲んだ。前回の新潟ハーフでは、フルの時と勘違いしてウエストポーチに様々詰め込んで失敗したので、今回はポケットに攣り薬3袋を用意しただけ、前回の反省が生きた。
ただし、次回6月の東根大会と関川大会は暑い時期の大会。塩熱サプリを途中で服用する必要があるかもしれない。今回上手くいったから次回も上手くいくという保証はない。常に悲観的に準備して大胆に行動せよ、これは危機管理の鉄則だ。
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